著者
大谷 卓史 芳賀 高洋 池畑 陽介 佐藤 匡 高木 秀明 山根 信二
雑誌
情報教育シンポジウム2014論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, no.2, pp.179-184, 2014-08-17

一般的に,児童・生徒のインターネットや情報機器の利用を制限・監視することで,児童・生徒のインターネット利用リスクを低くできると信じられている.しかしながら,情報社会におけるコミュニケーションや社会参加がインターネットや情報機器によって媒介されるとすれば,ただ禁止・監視するだけでは児童・生徒の情報社会における自律的判断の成長を妨げ,情報社会への適応を阻害する可能性が高い.むしろ保護者・教師と児童・生徒がインターネットや情報機器の利用について日常的に話し合うことで,児童・生徒のインターネット利用リスクを低くするとともに,児童・生徒の道徳的自律を支援できるとの情報倫理学者 Mathiesen(2013)の知見がある.また,そもそも大人がインターネット利用によってトラブルを引き起こす例も多い.本稿著者は,平成 26 年度において,地域社会の保護者・社会人に対してスマホや SNS の情報リテラシーおよび情報倫理の地域社会教育を実施するモデルとなる教材・講習会の設計と試行的実施をめざし,実行可能性調査を含め,研究を進めている.本稿はその研究の目的・背景と計画を説明するものである.

言及状況

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@Attihelo37392M 岡山でも山陽新聞社と教委が「さぬきっ子の約束」と似たルール&教材配布をしていた(https://t.co/etDzr6laXd )ので紙一重だった.県内のICT教育・ゲーム教育の教員がそれに批判的な教育イベントをやったり(https://t.co/uzIaZPnNLC )したが,同じ工作をやられたら岡山でも条例化は阻止できなかった
私が岡山に着任した年に県内の研究者と「ただ禁止・監視するだけでは児童・生徒の情報社会における自律的判断の成長を妨げ,情報社会への適応を阻害する可能性が高い」という報告をしたけど,実は地元新聞のキャンペーンを意識してた:) 全国でいちはやくトーンダウンした県に https://t.co/uzIaZPnNLC https://t.co/GqbU2oD5IF

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