著者
細田 千尋
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.61, no.11, pp.1120-1125, 2020-10-15

2020年,プログラミング的思考を育成するための一手法としてプログラミング教育が開始された.ここで目指しているのは,コーディングなどプログラミング能力自体の育成ではなく,学習の場で直面するさまざまな事象において,自分の意図する行動を実現するための論理的思考(プログラミング的思考)を養い,深い学びを実現することである.果たして,プログラミングを通じて学べることは何か?実際にプログラミングを学ばせることで,論理的思考力や,創造性が高まり,多くの科目(数学や英語,音楽など)における深い学びが実現するのか?この疑問に対し,これまでの認知科学,脳科学的知見から考えていく.

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「脳科学からプログラミング教育を考える ―プログラミング的思考は汎化するのか?―」 >「頭頂葉の一部と前頭前野の発達度合い が,プログラミングスキル獲得可否の予測要因であ る可能性が示唆されている 」 https://t.co/ZMLlH3NgQN
東大細田先生の「情報処理」の記事。プログラミングとは「自分の作りたいもの(目標)に対し計画をたて実行することで,目標が達成されていくプロセス」で、だから「 自己効力感を一気に高める作業」である、というのは説得力があると思います。https://t.co/c4MsQovpuj

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