著者
古屋 晋一 片寄 晴弘 木下 博 FURUYA Shinichi KATAYOSE Haruhiro KINOSHITA Hiroshi
雑誌
SIG-SKL = SIG-SKL
巻号頁・発行日
vol.01, no.04, pp.17-24, 2008-09-16

重力を利用して打鍵する「重量奏法」は、百年以上の間、ピアノ打鍵動作における熟練技能であると考えられてきた。本研究では、逆動力学計算と筋電図解析により、重量奏法が一流ピアニストのみが用いる運動技能であることを、世界で初めて実証することに成功した。

言及状況

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実際、とある研究*によると。 プロは重力奏法をする際、ただ腕を「脱力」させて鍵盤に腕の重さを乗せている……のではなく、重力(正確には上腕二頭筋の伸張性収縮)を利用して腕を打鍵方向に動かし、途中で上腕二頭筋によるブレーキをかけて打鍵しています。 *) https://t.co/jDfiZyUbcF https://t.co/gae5mkF8Lb
まぁ、重力奏法(重量奏法とも言う)が科学的に解明されたのが、今から13年前くらい*ですから、それを知らない人がいまだに多いのは、仕方がないかもですが…… ブログ等で「奏法を研究している」と豪語する人たちは、せめてこれくらい知っててほしいなぁと思う。 *) https://t.co/jDfiZyUbcF

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