著者
芳之内 雄二
出版者
北九州市立大学文学部
雑誌
北九州市立大学文学部紀要 = Journal of the Faculty of Humanities, the University of Kitakyushu (ISSN:13470728)
巻号頁・発行日
no.74, pp.47-61, 2008

ソ連崩壊後独立した新興独立国家では、それまで公用語、教育言語として優位な立場を占めていたロシア語に代って民族共和国の言語が国家言語と規定され、ロシア語の社会的地位が低下している一般的な傾向がある。そうしたなかで、ロシアの歴史要素や文化要素が大きなウクライナでは、家庭内での使用言語や図書出版、読書、マスコミの分野で依然としてロシア語の優位性が維持されている。

言及状況

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ロシアのウクライナ侵攻。 言語の強要は、強者と弱者の分断や、強要される少数者の反発を生む。 この論文に書かれている、ウクライナでのウクライナ語の単一公用語の推進、ロシア語話者の少数民族化の問題は、この1年のウクライナ侵攻を考える上でのヒントになるように思う。 https://t.co/4nc7N8dm3Y
 ウクライナの現代言語状況と言語問題 https://t.co/iEV8ArsaHJ 雑誌名 北九州市立大学文学部紀要 号 74 ページ47 - 61 発行年2008
ウクライナの現代言語状況と言語問題@芳之内雄二 https://t.co/OEUjutAcwe https://t.co/LkXAqHZkti
民族主義が原因なんだが…。 「…地方議会の決定を分離主義の傾向と見なし、検察当局が決定を破棄するだろう…ユーシェンコ大統領も憲法に地方言語の地位規定がないことを繰り返し指摘し、すべての決定は違憲である…」 ウクライナの現代言語状況と言語問題 https://t.co/7eo3PXly19 https://t.co/9dqoiOV6eQ
「…言語社会状況は長い年月を経て歴史的に形成されるため、その変化は徐々に進展するものである…言語社会状況の激変は社会摩擦をもたらすので漸次的な変化が好ましい…」 ウクライナの現代言語状況と言語問題 https://t.co/7eo3PXCB39
@kanjinagay @sugeehentai ウクライナ人でも家庭ではロシア語使ってたり、ウクライナ語でも標準とされているウクライナ語と西部ウクライナ語があり、ロシア語と現地語のバイリンガルな言語状況があるから、ときどき標準言語を見直したくなるのでは https://t.co/oxhtC7w9ud
東ウクライナは帝政ロシア時代からロシア語を強要されていた。 https://t.co/vHBJwnUh3Q 樺太に移住したロシア語を話す人々も強制移住させられたウクライナ人でありロシア人ではない人もいる。 https://t.co/I3jnddIQDh 人柄の良いウクライナ人だから同居できたのかな
2 2 https://t.co/Dh1boGpxrn
@Conflictwatcher 珍しいパターンかと。下記資料によるとウクライナ人の9割はある程度ロシア語が話せるようです。いずれにしても「大きく異なる」は書きすぎでした https://t.co/PdTUJ6EOun

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