著者
戸塚 麻子
出版者
常葉大学教育学部
雑誌
常葉大学教育学部紀要 = TOKOHA UNIVERSITY FACULTY OF EDUCATION RESEARCH REVIEW
巻号頁・発行日
no.38, pp.1-9, 2017-12-31

『東亜新報』は日本占領下の北京で一九三九年から一九四五年まで発行されていた日本語新聞である。北支軍と興亜院が出資する同盟通信社系の新聞であり、北京発行の唯一の日本語新聞として機能した。しかしながら、文芸・文化記事を見ると、時局と連動するような戦意高揚の記事と同時に、国策とは無関係の実にのんびりした記事も少なくない。また、しばしば日本の国策を批判的に見るような言説が紛れ込んでいるのを目にすることもできる。少なくとも太平洋戦争開戦前のこの時期においては、比較的自由な言説が許されていたように思われる 。本稿では、創刊期『東亜新報』の中から文芸・文化記事を中心に取り上げ、その内容紹介を試みたい。

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戸塚麻子「創刊期『東亜新報』(一九三九)の文芸・文化記事についてー日本占領下北京の日本語新聞」 https://t.co/BpQ2OfPcnY

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