著者
宇田川 真智子 松本 秀彦
出版者
作新学院大学
雑誌
作大論集 = Sakushin Gakuin University Bulletin (ISSN:21857415)
巻号頁・発行日
no.2, pp.249-260, 2012-03-15

要 約通常学級に在籍するLD傾向のある児童に対し算数文章題の指導を行い、その躓きを分析した。分析には、算数の解決過程を認知モデルに沿って分析し開発されたCOMPASSを使用した。それに基づき、指導教材には、文章概念化を援助するために、筋道を立てて考えるための「手順書」と、類似問題への転移を促すアプローチである文章を概念化し立式につなげる「言葉式」を採用した。また、文中の表現と用いる演算の対応を示した「演算子表」を自作して使用した。それにより、メタ認知のモニタリング効果と文章概念化から数式化に至る解決過程において問題スキーマの促進が見られた。

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#超算数 宇田川真智子、松本秀彦「LD傾向のある児童における算数文章題指導―COMPASSによる躓きの分析に基づく文章概念化を援助する教材を用いて」『作大論集』第2号 (2012年)、249-60ページhttps://t.co/2JCYloiIpG。この論文も6年生の男の子への介入研究。手順書や演算子表を使用して問題を解いた。 https://t.co/JbRsBLjC36

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