著者
末次 健司 福永 裕一
出版者
大阪市立自然史博物館
雑誌
大阪市立自然史博物館研究報告 = Bulletin of the Osaka Museum of Natural History
巻号頁・発行日
vol.73, pp.19-21, 2019-03-31

大阪市立自然史博物館標本庫(OSA),首都大学東京牧野標本館(MAK)と鹿児島大学総合研究博物館植物標本室(KAG)における標本調査の結果,鹿児島県の奄美大島,中之島および黒島で採取されていたムヨウラン属の未同定標本のなかに,ムロトムヨウランを見出すことができた.これらは,黒島,中之島および奄美大島におけるムロトムヨウランの初記録となる.本種は,閉鎖花のみをつけるクロムヨウランの開花型の変種であるトサノクロムヨウランやヤクムヨウランに似るが,1)花茎がより長い,2)花序がより長い,3)萼片および花弁の幅がより狭い,4)唇弁の先端部がごくわずかに3裂する,5)蕊柱の長さの3/5–2/3程度が唇弁と癒合する,6)結実時の果実の色が茶褐色である,7)蒴果が斜上に着く,等の特徴から区別が可能である.

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末次・福永(2019)ムロトムヨウラン(ラン科)を鹿児島県の黒島,中之島および奄美大島から記録する.大阪市立自然史博物館研究報告 https://t.co/AYCtrIZXBY #OSA業績

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