- 著者
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宮田 玲
Akira Miyata
- 出版者
- 基督教研究会
- 雑誌
- 基督教研究 = Kirisutokyo Kenkyu (Studies in Christianity) (ISSN:03873080)
- 巻号頁・発行日
- vol.65, no.1, pp.96-108, 2003-09-30
旧約聖書において、アシェラ('ǎšērāh)は、木製の崇拝対象物もしくは女神であると考えられてきた。近年、Khirbet el-Qom や、Kuntillet `Aǧrud といった遺跡から、「ヤハウェと彼のアシェラ」と読める碑文が発見された。本稿は、古代イスラエルにおけるアシェラの崇拝について検討を行なう。かつて、女神アシェラが崇拝され、それがヤハウェ祭儀に含まれていた時代があったと考えられる。そして、アシェラの崇拝は、木製の対象物崇拝と関係があったのではないかと推測できる。後に、公には排斥されたが、実際は、ヤハウェ宗教に融合されていった過程があったのではないだろうか。