著者
三俣 延子 Nobuko Mitsumata
出版者
同志社大學經濟學會
雑誌
經濟學論叢 = Keizaigaku-Ronso (The Doshisha University economic review) (ISSN:03873021)
巻号頁・発行日
vol.61, no.1, pp.173-193, 2009-07-20

本稿は、江戸時代の京都と比較しながら、18-19世紀のイングランド・リバプールで展開されたナイトソイル・エコノミーの歴史を分析する。なお、ナイトソイル・エコノミーとは、都市が供給した人の排泄物が金銭的取引によって農村で肥料として需要されるという、物質循環を活発化させる経済活動のひとつである。結論として、リバプールでは、自治体がナイトソイル・エコノミーの構築に大きな役割を果たしたことが明らかになる。

言及状況

外部データベース (DOI)

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三俣 延子 (2008) 都市と農村がはぐくむ物質循環 : 近世京都における金銭的屎尿取引の事例 https://t.co/jJDltj5qeb ; (2009) 屎尿経済の日英比較 : 物質循環論からの考察 https://t.co/iFVzqOFpp6 ; (2010) 産業革命期イングランドにおけるナイトソイルの環境経済史 https://t.co/RSEqQiSqCb

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