著者
大倉 高志 Takashi Okura
出版者
同志社大学社会学会
雑誌
評論・社会科学 = Hyoron Shakaikagaku (Social Science Review) (ISSN:02862840)
巻号頁・発行日
no.99, pp.97-135, 2012-03-15

本稿の目的は,警察,死体検案医,解剖担当者による自死遺族支援の可能性を検討することである.検討の結果,警察が自殺を装った殺人を疑うことが自死遺族を大きく傷つけていること,検案費用や解剖費用,検案書発行手数料の請求に明確な規定がないこと,検案医や解剖担当者が実施内容や結果について遺族への説明責任を果たしていないことなどが自死遺族の死別後の苦しみをさらに増大させている恐れがあることが分かった.警察は犯罪被害者支援の経験を活かし現場での支援実施責任者として自死遺族に特化した明確な支援を提供できること,検案医と解剖担当者は機転を利かせ積極的に警察と相談の上,遺族に結果を紳士的に説明し自死遺族に特化した支援を提供するなど,欠くことのできない重要な役回りを果たすことができることを指摘した.

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (7 users, 19 posts, 15 favorites)

#三田署に質問です 検視の要領について。自〇の疑がある死体については原因及び方法、遺書がある時はその真偽を綿密に調査しなければならないとされている。 警察は三浦春馬さんの件について遺書の真偽を調査されたのでしょうか? https://t.co/swxLz9OBUe https://t.co/wCOyaW0fy3 https://t.co/MAPxHH4msN
検視 下記を綿密に調査しなければならない。 一 変死体の氏名,年齢,住居及び性別 二 変死体の位置,姿勢並びに創傷その他の変異及び特徴 三 着衣,携帯品及び遺留品 四 周囲の地形及び事物の状況 五 死亡の推定年月日時及び場所 六 死因(特に犯罪行為に基因するか否か) → https://t.co/JKyWq2AvmH
日本語圏外の方から、大倉 高志 先生の論文について、熱心に質問があったので、再掲してみました
警察署長は警察本部長(警視総監又は道府県警察本部長をいう。)に死体見分調書を作成し,又は所属警察官にこれを行わせなければならない。 The police chief must prepare ”a corpse identification record” from the police chief, or have his police officer do this. https://t.co/JKyWq2AvmH
→警察署長は警察本部長(警視総監又は道府県警察本部長をいう。)に死体見分調書(別記様式第 1 号)を作成し,又は所属警察官にこれを行わせなければならない。 https://t.co/JKyWq2AvmH
警察官による検視調書と撮影した写真等の検察官への送付義務 Obligation to send inspection records and photographs taken by police officers to the prosecutor https://t.co/JKyWq2AvmH
Thank you https://t.co/JKyWq2AvmH https://t.co/MM1i3WCRCw

収集済み URL リスト