著者
高原 尚志
出版者
国際地域研究学会
雑誌
国際地域研究論集 = JISRD : Journal of International Studies and Regional Development (ISSN:21855889)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.11-19, 2019-03

日本で広く知られたメッセージ交換用アプリにLINEがある。LINEは無料でユーザ間のメッセージ交換サービスを提供している。一般的に、LINEはスタンプ販売やキャラクタのライセンスなどのコンテンツビジネスにより収益を得ているとされている。近年ではLINEの通信機能とAI機能(Clova)を統合したスマートスピーカーの販売も行われている。しかし、これだけのために、無料でメッセージ交換用アプリを提供し、日々ユーザの利便性向上のために工夫をしているのだろうか。本稿では、そのような疑問に答えるため、LINEの現在の収益モデルを分析するとともに、多くのユーザを獲得し、メッセージ交換分野でのプラットフォームとなることによって、将来、どのような展開(ビジネス)を考えているのかについて、プラットフォームビジネスを展開している既存の企業などの例を示しながら、著者独自の視点から考察を加える。更に、LINE Payなどの電子決済システムにも触れ、商品の販売から決済までを統合したプラットフォームのような、更に大きな市場を見据えたLINEのビジネス展開についても考察する。
著者
澁谷 義彦
出版者
国際地域研究学会
雑誌
国際地域研究論集 (ISSN:21855889)
巻号頁・発行日
no.6, pp.1-10, 2015

Nowadays Japanese adaptions of Shakespeare are common in Japan. They are performed notonly in Japan but also in foreign countries. The Japanese version of Macbeth by Mansai Nomuracombines elements of Japan's Noh (tragic) and Kyogen (comic) traditions in a metatheatricalway. This adaption could successfully show both the tragic story of the Macbeths and the folly of humans allowing the audience to look at the drama with detachment characteristic of Kyogen.
著者
波田野 節子
出版者
国際地域研究学会
雑誌
国際地域研究論集 = JISRD : Journal of International Studies and Regional Development (ISSN:21855889)
巻号頁・発行日
no.11, pp.9-16, 2020-03

本論文は2019年5 月25日に青島の中国海洋大学で開催された海外韓国学中核大学事業団2 段階第5 回国際学会において韓国語で行なった招請発表の内容を日本語にしたものである。