著者
田中 直樹 清水 昌平 鷲尾 隆
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第27回 (2013)
巻号頁・発行日
pp.3D15, 2013 (Released:2018-07-30)

近年様々な分野で大量の観測データが蓄積されており,因果分析法に対するニーズは高まっている。最近の研究により,データの非ガウス性を利用することで変数間の因果的順序を同定できる場合があることがわかっている。本研究では未観測交絡変数がある場合にその値を離散化してベイズ推定を行い,二変数間の因果順序を同定する手法を提案する。これにより,潜在交絡変数が存在しても頑健な推定することが可能となる。
著者
福島 宙輝 速見 友里 見上 拓也 諏訪 正樹
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第27回 (2013)
巻号頁・発行日
pp.1H4OS02b3, 2013 (Released:2018-07-30)

感性をことばにし、伝えることは難しい。自分の感じた味わいを、他者に伝えるにはどうすればいいのか。他者のあじわいを、自分も追体験するにはどうすればいいのか。我々は、あじわいを語ることばの研究を通してこれらの問題にアプローチする。本研究では日本酒のあじわいを例題とし、あじわいを語ることばの事典を作成する。事典の作成にあたっては、香味成分の測定ではなく、身体メタ認知によってことばを紡ぎだすことを試みる。
著者
狩山 和亮 吉仲 亮 山本 章博
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第27回 (2013) (ISSN:27587347)
巻号頁・発行日
pp.1F51, 2013 (Released:2018-07-30)

本論文では,大学入試センター試験の数学問題文を対象とした検索手法を提案する.文中で特定の役割を持つ記述を生成するパターンの発見によって,問題文を大問文と小問文からなる構造へ構造化する.さらに,Earth Mover's Distanceを用いて数式集合間の類似度を定義し,数式を含む小問文間の類似度を定義する.これらを用いた検索手法の有効性についてNTCIRで配布されるデータを用いて評価を行った.
著者
塩崎 恭平 田中 一晶 中西 英之
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第27回 (2013) (ISSN:27587347)
巻号頁・発行日
pp.1G52in, 2013 (Released:2018-07-30)

ビデオチャットにおいて,ロボットを用いて身体動作や身体接触を再現する場合,映像とロボットを組み合わせたシステムのデザインによってソーシャルテレプレゼンスが変動する可能性がある.本研究では,身体接触と身体動作を再現する指相撲ロボットハンドを開発し,ロボットハンドの配置や操作者の映像の範囲を変えて組み合わせた.これらの方法がソーシャルテレプレゼンスにどのような影響を与えるか検証する実験を行った.
著者
田柳 恵美子 中島 秀之 松原 仁
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第27回 (2013)
巻号頁・発行日
pp.2J4OS13a1, 2013 (Released:2018-07-30)

今後の都市の在り方を見直したときに、交通網の再編成は重要課題である.現在,日本を含む世界各地でデマンド交通の試みが始まっている.しかし,これらはすべて低人口密度地域を想定した試みである.我々はコンピュータ集中制御による高人口密度都市部を想定した大規模公共交通システム(スマートアクセスビークルシステム)をデザイン中である.この仕組みと実装計画について述べる.