著者
山本 章博
出版者
日本ソフトウェア科学会
雑誌
コンピュータ ソフトウェア (ISSN:02896540)
巻号頁・発行日
vol.23, no.2, pp.2_29-2_44, 2006 (Released:2006-06-30)
被引用文献数
1

帰納論理プログラミングとは,論理プログラムを用いた機械学習手法であり,構造化データからのデータ分析と知識獲得への応用が進められている.本稿では,計算の立場から学習という行為を捉えた上で,パラメータ推定と比較しつつ,論理プログラミングの理論と計算論的学習理論を基礎にして帰納論理プログラミングの基礎理論について解説する.そして,演繹的な推論によって定義される順序関係である精密化が,帰納論理プログラミングの学習アルゴリズムの設計と分析に威力を発揮することを詳述する.さらに,帰納論理プログラミングの最近の研究動向についても述べる.
著者
山本 章博 Akihiro YAMAMOTO
出版者
学習院高等科
雑誌
学習院高等科紀要 (ISSN:18813577)
巻号頁・発行日
no.10, pp.180-175, 2012-11-01
著者
杉山 麿人 山本 章博
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.25, 2011

数値データに対する高速かつ柔軟なクラスタリング手法を提案する.これはK-meansより高速で,我々の知る限り,任意形状のクラスタを扱うことができるクラスタリング手法としては最速である.具体的には,2進符号化によるデータの離散化,基数ソート,そして最近隣クラスタの併合という3つの単純な手続きによってクラスタリングを達成する.合成データと実データを用いた実験で有効性を示す.
著者
狩山 和亮 吉仲 亮 山本 章博
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第27回 (2013) (ISSN:27587347)
巻号頁・発行日
pp.1F51, 2013 (Released:2018-07-30)

本論文では,大学入試センター試験の数学問題文を対象とした検索手法を提案する.文中で特定の役割を持つ記述を生成するパターンの発見によって,問題文を大問文と小問文からなる構造へ構造化する.さらに,Earth Mover's Distanceを用いて数式集合間の類似度を定義し,数式を含む小問文間の類似度を定義する.これらを用いた検索手法の有効性についてNTCIRで配布されるデータを用いて評価を行った.
著者
大柿 高志 吉仲 亮 山本 章博
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第28回 (2014) (ISSN:27587347)
巻号頁・発行日
pp.4A15, 2014 (Released:2018-07-30)

近年、古典和歌のテキストデータベースがWebやCD-ROMで公開されてきている。それにともなって、マイニングの技術が文学研究においても利用され始めている。これまでの古典和歌の文学研究は自立語による語句の分析が主だった。しかし、和歌は朗詠の文化を持ち、音が重要な意味をもつことも十分考えられる。和歌を音素の記号列に変換し、テキストマイニングを行うことで、新しい和歌の分析手法を提案する。
著者
杉山 麿人 山本 章博
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第25回全国大会(2011)
巻号頁・発行日
pp.1P2lb3in, 2011 (Released:2018-07-30)

数値データに対する高速かつ柔軟なクラスタリング手法を提案する.これはK-meansより高速で,我々の知る限り,任意形状のクラスタを扱うことができるクラスタリング手法としては最速である.具体的には,2進符号化によるデータの離散化,基数ソート,そして最近隣クラスタの併合という3つの単純な手続きによってクラスタリングを達成する.合成データと実データを用いた実験で有効性を示す.
著者
大柿 高志 吉仲 亮 山本 章博
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.28, 2014

近年、古典和歌のテキストデータベースがWebやCD-ROMで公開されてきている。それにともなって、マイニングの技術が文学研究においても利用され始めている。これまでの古典和歌の文学研究は自立語による語句の分析が主だった。しかし、和歌は朗詠の文化を持ち、音が重要な意味をもつことも十分考えられる。和歌を音素の記号列に変換し、テキストマイニングを行うことで、新しい和歌の分析手法を提案する。
著者
近藤 誠一 山本 章博
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.27, 2013

We present a method to solve Inductive Logic Programming (ILP) problems by using an Integer Programming (IP) solver. An ILP problem is to learn a set of clauses in first-order logic from positive examples, negative examples, and background knowledge. In our method, we transform a given ILP problem to an IP problem, and then solves the IP problem by using an IP solver. We carry out experiments on classification tasks and show how our method works.
著者
土井 晃一郎 山下 哲矢 田中 孝侑 山本 章博
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会論文誌 (ISSN:13460714)
巻号頁・発行日
vol.23, no.3, pp.185-192, 2008 (Released:2008-03-11)
参考文献数
20

We present the intentional kernel as a new class of kernel functions for structured data. The class is highly contrasted to the convolution kernel, that is a typical class of kernel functions. That is, the convolution kernel is defined with sub-structures, while the intentional kernel is based on derivations constracting structures. We show instances of the intentional kernel for boolean functions, first-order terms, context sensitive languages, and RNA sequences. We also show some properties of the intentional kernel, and discuss the difference between the intentional kernel and the convolution kernel.