著者
桝田 一二
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
地理 (ISSN:21851697)
巻号頁・発行日
vol.1, no.2, pp.285-290, 1938-07-01 (Released:2010-03-19)
参考文献数
3
著者
國島 秀雄
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
地理 (ISSN:21851697)
巻号頁・発行日
vol.1, no.2, pp.290-294, 1938-07-01 (Released:2010-03-19)
参考文献数
1

1 0 0 0 OA 地理實習

著者
山本 幸雄
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
地理 (ISSN:21851697)
巻号頁・発行日
vol.1, no.2, pp.294-297, 1938-07-01 (Released:2010-03-19)
著者
青野 壽郎
出版者
The Association of Japanese Geographers
雑誌
地理 (ISSN:21851697)
巻号頁・発行日
vol.1, no.2, pp.234-249, 1938-07-01 (Released:2010-03-19)
参考文献数
18

一、伊豆半島沿岸の諸港は明治中葉以前に於て、關西・關東を結ぶ主要貨物輸送路に於ける風待港の役割を演じてゐた。これは風が決定的力を有してゐた廻船の運航に際しこの半島が航路中の突出陸地であり諸港が好錨地を形成してゐるためである。本稿は各港の性質上の差異及び重要度の相違を、主として現地聽取法により得られた資料に基き論述したものである。二、風待港となつてゐた所は從來紹介されてゐた下田・網代・川奈・外浦・須崎・子浦の六港の外に柿崎。長津呂・中木・妻良・岩地・松崎・田子・安良里の八港がある。三、主として東行船の風待港となつてゐた港と西行船の入つた港とがある。各港灣の外海への開口方向がこの兩者の區別を生ぜしめた。四、風待港としての重要さを碇泊廻船數・船宿數・遊興機關の状況等より判斷すると下田が最大重要港で、柿崎之に次ぎ、以下子浦・長津呂・中木等が續き、總じて南海岸の諸港が有力で、此等の各地は港聚落として榮えてゐた。五、交通機關の進歩により各港は風待港としての機能を喪失し、南海岸に於ける主要港が最も經濟的打撃を蒙り今尚當時の戸口を恢復し得ざるものが存する。
著者
尾原 信彦
出版者
The Association of Japanese Geographers
雑誌
地理 (ISSN:21851697)
巻号頁・発行日
vol.1, no.2, pp.250-270, 1938-07-01 (Released:2010-03-19)
参考文献数
13

最後に、以上述べて來た事を括めなければならぬ。大體に於て、此地方は笠井市場が其發展の緒を作つた。而して幕政時代より、尾濃に於ける如き多くのマニュファクツールが發展しなかつた爲、買繼商の發達を見ずに、最初は農家の過剩生産を笠井市場に出して、交換した。遠州の出機屋は商人出身であるから、動力化に當つて、工場を自ら立てる事なく、半農の機屋をして、工場主たらしめた。故に遠州の工場の分布地は尾濃の如くマニユファクツールの集中した地ではなく、通常の農村であつたから、第一圖に示す様に遙かに擴散度が高いのである。遠州は最近になつて、ボィル・ポプリン・サロン等の極細絲で織る綿布を製織する様になつて、始めて此地特有の乾燥した西風を防がねばならなくなり、元々小規模の農家出身の者故、設備費の小額を望むに切なものがあつた。然るに立地する土壤としては、埴質壤土 (粘土系) の所が工場内の濕度を保つのに適してゐたが、幸にも古來綿作地であつた北部の農村は、土質が埴質であつたから、其要求と偶然一致した。稍々發達の遅れた南部は棉作地であつたけれども、砂地のために、大體生地綿布が適し、大巾の織機を入れて大規模製産に從事してゐる。商人出身の出機屋の活動は、相次ぐ獨特の織機の發明と相俟つて、力織機採用を他産地に先じ、又市場の開拓も積局的であつたから、出發の遅かつたのを補つて猶ほ餘りあり、最近輸出綿布に轉じてからは、我國では最も進歩した綿布機業地となつた。加工絲使用後は、偶然乍ら、此地方の風土に對する處置を誤らなかつた事は、地理的に最もよく土地を利用したと解する事が出來、今日の隆盛も決して偶發的でなかつた事を斷言し得るのである。
著者
三野 與吉
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
地理 (ISSN:21851697)
巻号頁・発行日
vol.1, no.2, pp.271-273, 1938-07-01 (Released:2010-03-19)
参考文献数
1
著者
吉村 信吉
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
地理 (ISSN:21851697)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.113-118, 1938-04-01 (Released:2010-03-19)
参考文献数
14
著者
三野 與吉
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
地理 (ISSN:21851697)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.122-125, 1938-04-01 (Released:2010-03-19)
参考文献数
1
著者
青野 壽郎
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
地理 (ISSN:21851697)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.126-130, 1938-04-01 (Released:2010-03-19)
参考文献数
1