著者
伊原木 大祐
出版者
北九州市立大学基盤教育センター
雑誌
基盤教育センター紀要 = Bulletin, Center for Fundamental Education (ISSN:18836739)
巻号頁・発行日
no.23, pp.15-30, 2015-11

本稿は、エマニュエル・レヴィナスの主著『全体性と無限』の第四部「顔の彼方へ」の分析・解釈を軸に、同時代の現象学者ミシェル・アンリによるエロス論との比較を通して、前者のエロス論がもつ宗教的かつ哲学的な射程を明らかにしている。
著者
水本 光美
出版者
北九州市立大学
雑誌
基盤教育センター紀要 = Bulletin, Center for Fundamental Education (ISSN:18836739)
巻号頁・発行日
no.9, pp.55-80, 2011-03

現在の若い世代の女性標準語話者は女性文末形式を特殊な場合以外は使用しない。しかし、日本語教科書やその他教材においては、若い世代の女性登場人物は多用する。これに関して日本語教師の意識調査を実施したところ、3割近くは教材の現状を肯定しており、ジェンダー意識に基づいた理由を挙げる者もいる。しかし、7割以上が現状に即していない使用は避けるべきだという調査結果から、教科書は現状を反映する時期が来ていると考える。