著者
伊原木 大祐
出版者
北九州市立大学基盤教育センター
雑誌
基盤教育センター紀要 = Bulletin, Center for Fundamental Education (ISSN:18836739)
巻号頁・発行日
no.23, pp.15-30, 2015-11

本稿は、エマニュエル・レヴィナスの主著『全体性と無限』の第四部「顔の彼方へ」の分析・解釈を軸に、同時代の現象学者ミシェル・アンリによるエロス論との比較を通して、前者のエロス論がもつ宗教的かつ哲学的な射程を明らかにしている。
著者
水本 光美
出版者
北九州市立大学
雑誌
基盤教育センター紀要 (ISSN:18836739)
巻号頁・発行日
no.16, pp.19-43, 2013-03

日本語教科書においては、多数の男性が社会的地位の高い知的職業に従事し、女性は主にサービス業や小売業などで社会を支えるという構図が印象づけられている。一方、政府による調査結果によれば「医療」と「教育」の分野では女性就業者が多く、技術・専門職が事務職より多い。医療分野では若い世代の女性の活躍が顕著である。アンケート調査でも、日本語教育者の大半が教科書の偏った描写法に問題意識を持っていることが確認できた。
著者
水本 光美
出版者
北九州市立大学
雑誌
基盤教育センター紀要 = Bulletin, Center for Fundamental Education (ISSN:18836739)
巻号頁・発行日
no.9, pp.55-80, 2011-03

現在の若い世代の女性標準語話者は女性文末形式を特殊な場合以外は使用しない。しかし、日本語教科書やその他教材においては、若い世代の女性登場人物は多用する。これに関して日本語教師の意識調査を実施したところ、3割近くは教材の現状を肯定しており、ジェンダー意識に基づいた理由を挙げる者もいる。しかし、7割以上が現状に即していない使用は避けるべきだという調査結果から、教科書は現状を反映する時期が来ていると考える。
著者
伊原木 大祐
出版者
北九州市立大学基盤教育センター
雑誌
基盤教育センター紀要 (ISSN:18836739)
巻号頁・発行日
no.32, pp.1-18, 2019-03

本論文は、エルンスト・ブロッホの宗教哲学をそのユダヤ性に関連づけながら再構成する目的で書かれている。ブロッホ哲学に内在するメシアニズム論の枠組みを理解するためには、初期の著述を精査することが欠かせない。主としてショーレムのブロッホ観に依拠しつつも、ブーバー思想との類似点および相違点を確かめる中で、無神論を志向したブロッホ哲学のユダヤ性がどこにあるのかを明らかにしている。
著者
伊原木 大祐
出版者
北九州市立大学基盤教育センター
雑誌
基盤教育センター紀要 (ISSN:18836739)
巻号頁・発行日
no.27, pp.1-18, 2016-12

エマニュエル・レヴィナスの倫理学的思考の中で「共感(sympathie)」という語は一貫して二次的な意味しか与えられていない。しかし、本稿では、その本来の原初的意味である「共-苦」という考えからレヴィナスの著作群にアプローチすることで、共感という哲学的概念に含まれうる積極的な意義を掘り起こしている。
著者
小林 道彦
出版者
北九州市立大学
雑誌
基盤教育センター紀要 (ISSN:18836739)
巻号頁・発行日
no.7, pp.41-56, 2010-09