著者
立元 真 松本 宇宙 矢野 秀平 松田 奈緒子 濱崎 かおり
出版者
宮崎大学教育学部
雑誌
宮崎大学教育学部紀要 = MEMOIRS OF THE FACULTY OF EDUCATION, UNIVERSITY OF MIYAZAKI (ISSN:24339709)
巻号頁・発行日
no.99, pp.112-120, 2022-08-31

本研究は,小学校においてSW-PBS 導入の第1 層支援の実践を行い,教員自身の応用行動分析に関する知識の変化,および,観察された児童の教室適応行動および児童が自己評定した学校適応感の変化を検討することを目的として行った。SW-PBS のための研修及び実践を通して,教員の応用行動分析についての知識が高まったことが示された。相対的に応用行動分析についての知識の得点が高い教員のクラスにおいて,児童たちの被侵害的関係や対人的適応といった学校適応感を改善し,また,学級不適応行動が改善された。