著者
有家 尚志
出版者
日本徒手理学療法学会
雑誌
徒手理学療法 (ISSN:13469223)
巻号頁・発行日
vol.20, no.2, pp.49-53, 2020 (Released:2020-10-27)
参考文献数
6

英国では,理学療法士の卒後教育としてのプログラムが充実している。なかでも,大学院教育は体系だった形として存在し,海外の学生も柔軟に受け入れている。医療専門職として卒後も継続的に成長していくことが,免許の更新や,職場での昇進にも反映される仕組みがとられている。筆者は,英国での就労を前提とした留学計画を立てて進学した。そこで今回,英国の大学院および免許登録に関する概要について述べる。
著者
押本 理映 横田 裕丈
出版者
日本徒手理学療法学会
雑誌
徒手理学療法 (ISSN:13469223)
巻号頁・発行日
vol.19, no.2, pp.73-77, 2019 (Released:2019-10-23)

米国で出会った,徒手療法のInstitute of Physical Art(IPA)のショートコースを受講した。IPA によって開発されたシステムは,Functional Manual Therapy®(機能的徒手療法)と言い,患者自身の運動を用いてモビライゼーションを行う特徴がある。また,mechanical(機械的・構造的),neuromuscular(神経筋),motor control(運動制御)の3 要素を重視しており,評価や治療においてこれらを統合したアプローチ方法を学ぶことができる。本稿ではIPA のコースを紹介するとともに,海外でコースを受講し感じたことを述べる。
著者
三根 幸彌
出版者
日本徒手理学療法学会
雑誌
徒手理学療法 (ISSN:13469223)
巻号頁・発行日
vol.19, no.1, pp.21-26, 2019 (Released:2019-04-22)
参考文献数
11

日本の理学療法は発展途上であり,海外から積極的に学ぶ必要がある。また,根拠に基づく臨床実践の重要性 が世界的に叫ばれる中で,国際的な視野を持って仕事・生涯教育に臨むということは重要である。本稿では,2014 年に筆者が南オーストラリア大学大学院の筋骨格系・スポーツ理学療法修士課程で学んだ経験をもとに,留学のため の準備,カリキュラムの特徴,コース修了後の展望について述べる。本課程に限らず,熱意のある本邦の理学療法士 がこれから積極的に海外に出て学んでほしいと願っている。