著者
酒居 敬一 光成 滋生 成田 剛 石田 計 藤井 寛 庄司 信利
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. ARC,計算機アーキテクチャ研究会報告 (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.144, pp.141-146, 2001-07-25
参考文献数
12
被引用文献数
1

近年, マルチメディアアプリケーション向けの拡張命令をサポートした汎用プロセッサが入手できるようになってきた.PCMオーディオをmp3にする処理は遅いと感じていたし, 速いエンコーダが切望されていた.そこでAMDの3DNow!やIntelのSSEという拡張命令に着目し, それらの命令をエンコーダの高速化のために使用した.「午後のこ〜だ」は, 「LAME]を高速化したmp3エンコーダで, そのような命令を使うようにアセンブリ言語で書き換えたものである.さらに440BXチップセットによるIntelSMPにも着目し, マルチスレッド実行による速いmp3エンコーディングも実装してみた. 本稿では「午後のこ〜だ」に実装した高速化手法や速度向上について述べる.
著者
高木 浩光
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. ARC,計算機アーキテクチャ研究会報告 (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.120, pp.31-36, 1996-10-31
参考文献数
17

細粒度並列処理においてオブジェクトコードの最適化は避けることのできないものである。最適化の対象としては命令パイプラインの最適化、レジスタ割り当ての最適化、機能ユニットへの割り当てと実行順序の最適化、通信スケジュールの最適化、同期スケジュールの最適化、各命令について投機実行をさせるべきか否かの最適化、条件実行すべきか/分岐すべきかの最適化、などがあり、これらは互いに複雑に影響しあっていてもはや発見的な手法の積み重ねによる経験によってしか解決は困難である。今こそこれらを統一的に同じ条件の下で評価するための枠組が必要である。本稿ではこのような細粒度最適化方式研究のためのオープンな評価システムについてその概略を紹介する。