著者
岡本 亜紀 岡 宏美 杉本 幸枝 矢藤 誠慈郎 難波 正義
出版者
新見公立短期大学
雑誌
新見公立短期大学紀要 (ISSN:13453599)
巻号頁・発行日
vol.27, pp.187-197, 2006

本学の学生が国際ボランティア活動について学ぶことができる研修制度の設立のため、我々は、2006年1月5日〜1月9日、カンボジアのシェムリアップ市においてボランティア活動を継続している岡山県に本部を置くNGOを視察した。その団体の活動は、孤児・地雷障害者・母子家庭・エイズ患者の支援プロジェクト、井戸掘り・ジャックフルーツ植樹プロジェクト、および職業訓練施設(子供レストラン技能学校)の運営などである。帰国後、「新見公立短大カンボジア会」を設立して学生メンバーを募った。現在、我々は、支援物資の調達などの国内ボランティア活動、定例ワークショップの開催、開発途上国とそれらの国に係わるNGO (nongovernmental organization:非政府組織)のこと、国際協力に関する啓発・学習などを行っている。本稿では、カンボジアでの現地研修の報告と共に、今後の「新見公立短大カンボジア会」活動について検討する。
著者
田邊 洋
出版者
新見公立短期大学
雑誌
新見公立短期大学紀要 (ISSN:13453599)
巻号頁・発行日
vol.26, pp.187-194, 2005-12-25

新見公立短期大学の情報処理教室での約400人の学生のアクセスログ記録を、2000年度から2001年度まで採った部分を分析した。アクセスログ記録で学生の利用実態の把握を図ることで、今後の学生利用の便宜を考える資料となるデータと考えられる。1年生は授業での10時台と12時〜1時台からの起動の利用が多い。一方、2年生以上では卒論などのための昼休みと放課後の利用が多いので、4〜5時限目の授業は避けるべきである。また、週初めと週末に利用が多目なので、授業は週の中ほどの方が好ましい。アクセスログ記録の分析は情報処理教室で、学生の利用へのフィードバックに役立てうる。
著者
山内 圭
出版者
新見公立短期大学
雑誌
新見公立短期大学紀要 (ISSN:13453599)
巻号頁・発行日
vol.21, pp.145-148, 2000-12-25

本稿は新見公立短期大学の設置母体の一つである岡山県阿哲郡大佐町の名所旧跡等の英語による案内文および日本的事象の英文説明である。まずは大佐町の概要およびその歴史,町旗についての説明をした。次に町内の円通寺山門,円通寺古墳,大佐神社,方谷庵,山田方谷,竜王太鼓の名所旧跡と伝統文化の説明をし,続いて町内の福祉施設である大佐荘およびおおさ苑の説明をした。そして伝統的日本文化の独楽,羽根つき,絵手紙,扇面,七夕,盆踊りの説明もした。大佐町とアメリカ合衆国ニューヨーク州ニューパルツ・ヴィレッジは1998年に姉妹都市縁組を結び,以後活発な交流を続けている。これまで相互に各2度ずつ訪問団を派遣し,2000年度からは大佐町から中学生の派遣も開始された。2000年8月ニューパルツ・ヴィレッジからの訪問団が来町し,筆者は訪問団のための通訳を担当した。以下は訪問団を町内に案内したときに作成した資料に加筆したものである。
著者
井関 智美 塚本 幸恵 三上 ゆみ 瀧 佐津紀 奥山 明香
出版者
新見公立短期大学
雑誌
新見公立短期大学紀要 (ISSN:13453599)
巻号頁・発行日
vol.23, pp.141-149, 2002-12-25

高齢化に伴い,社会福祉法の改正や,介護保険法の新たな施行の中で,在宅介護の充実が進められてきた。介護福祉養成カリキュラムにおいても在宅介護に重点がおかれるように改定された。在宅介護は大きく分けて,利用者の身体介護と家事援助の2通りがある。実際の在宅介護実習では,家事援助に関わることが多いが,高齢利用者の家事ニーズを見出すに必要な家事の知識が学生に少ないように感じてきた。また,高齢者の家事と,学生の家事とは大きく異なっていると考えられる。そこで,今回は在宅介護教育の課題を得る目的で,地域の独居と夫婦世帯の高齢者と本学地域福祉学科学生を対象に,ご飯,味噌汁,おかず等の調理のやり方(調理行動)を調査し結果を検討した。その結果,高齢者はご飯や味噌汁を学生より頻回に調理しており,また,学生より多種類のおかずを調理し,調理方法にあった調理器具を選んで用いていた。高齢者は調理経験が豊富で調理技術があるが,学生は経験が少なく調理が未熟で,おかずの種類も少なかった。学生に高齢者の調理行動を理解させその認識を深めさせるという在宅介護教育の課題を得ることが出来た。
著者
井関 智美 塚本 幸恵 三上 ゆみ 瀧崎 佐津紀 奥山 明香 Satomi ISEKI Yukie TSUKAMOTO Yumi MIKAMI Satsuki TAKIZAKI Asuka OKUYAMA 介護福祉学
出版者
新見公立短期大学
雑誌
新見公立短期大学紀要 (ISSN:13453599)
巻号頁・発行日
vol.23, pp.141-149, 2002

高齢化に伴い,社会福祉法の改正や,介護保険法の新たな施行の中で,在宅介護の充実が進められてきた。介護福祉養成カリキュラムにおいても在宅介護に重点がおかれるように改定された。在宅介護は大きく分けて,利用者の身体介護と家事援助の2通りがある。実際の在宅介護実習では,家事援助に関わることが多いが,高齢利用者の家事ニーズを見出すに必要な家事の知識が学生に少ないように感じてきた。また,高齢者の家事と,学生の家事とは大きく異なっていると考えられる。そこで,今回は在宅介護教育の課題を得る目的で,地域の独居と夫婦世帯の高齢者と本学地域福祉学科学生を対象に,ご飯,味噌汁,おかず等の調理のやり方(調理行動)を調査し結果を検討した。その結果,高齢者はご飯や味噌汁を学生より頻回に調理しており,また,学生より多種類のおかずを調理し,調理方法にあった調理器具を選んで用いていた。高齢者は調理経験が豊富で調理技術があるが,学生は経験が少なく調理が未熟で,おかずの種類も少なかった。学生に高齢者の調理行動を理解させその認識を深めさせるという在宅介護教育の課題を得ることが出来た。