著者
飯塚 昂大 原田 泰
出版者
一般社団法人 日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集 日本デザイン学会 第65回春季研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.218-219, 2018 (Released:2018-06-21)

2020 年のプログラミングの義務教育化に伴い,プログラミング教育の需要が高まる中,その実践の例が求められている.しかし現状として,文部科学省が定義した「プログラミング的思考」を育てるための手法が確立されているとは言い難い.本実践では,こうした状況を視野に入れ,教室以外の場所でプログラミングの学びを支援する方法を探る. プログラミングワークショップにおける新しい学び方の形態として,本実践の中ではプロジェクション・プレイという手法を提案する.プロジェクション・プレイはプログラミングにより作成したアニメーションをスクリーンに投影し,その前で演技を行うものである.プロジェクション・プレイによって,プログラミング教育の場に身体性を伴う活動を取り入れることができる.本実践ではプロジェクション・プレイがワークショップでどのような効果があるのかを記録し,考察する.
著者
笠尾 敦司
出版者
一般社団法人 日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集 日本デザイン学会 第65回春季研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.62-63, 2018 (Released:2018-06-21)

街並みを水彩で描く場合、まず街並みの下絵線画を作り、その上に透明水彩で着彩していく。この際、下絵線画が完成したものであるとただ色を塗るだけの塗り絵のような作業になってしまい、絵を描くと言う意識が生まれにくく、個性的な表現にもなりにくい。一般に線画は輪郭抽出技術によって作り出されるが、輪郭抽出の変わりに、SIC(Sinergistic Image Creator)を用いて線画制作を行った。その結果、印象として人間の手書きに近く、且つ不揃いで抜けのある不完全な輪郭線で下絵を作り出すことができた。この下絵を使うことで塗り絵のような仕上がりの絵ではない個性的作品が作り出されるようになった。またこの下絵線画を機能的に利用する水彩画教授法を提案した。