著者
竹生 秀之 足助 武彦
出版者
日本デジタル教科書学会
雑誌
日本デジタル教科書学会発表予稿集
巻号頁・発行日
vol.6, pp.63-64, 2017

<p>伊那市内の小中学校は全てネットワークがつながっている。それ故に離れていても学校間での通信が可能であり、データの送受信が可能である。市内では長野県最大という中学校もあれば過疎化により1学年で数人という学校もある。人数の違いにより同等の学習ができているかという課題もある。実験的に両校をネットワークを利用して双方の様子を見ながら、会話をしながら同じ課題の授業を実施する事を試みた。その実験授業をはじめに現在では市内の小中学校をネットワークで結び、多様な授業を展開している。また、昨年より、市内の小学校とカンボジアの日本語学校(ハイティーン)を接続し、こちらでは英語の学習、カンボジアでは日本語の学習ができるのではないかと考えている。まだ挨拶程度であるが、今後、日常的に会話をしていく事ができればと期待をしているし、また海外との交流という事でお互いを理解し、いずれは直接、会えるようになればとも考える。</p>
著者
鈴木 秀樹 小池 翔太
出版者
日本デジタル教科書学会
雑誌
日本デジタル教科書学会発表予稿集
巻号頁・発行日
vol.10, pp.41-42, 2021

<p>教室内でオンライン会議を行い,更にブレイクアウトルーム機能を使ってグループ分けすることにより,少人数での話し合い活動をすることを試みた。結果,対面での場合と遜色ない話し合い活動を実現することができ,通常の教室での話し合いよりも積極的になる児童が見られた。オンラインだと「緊張しない」こと,誰かが発言を始めたら自然と他の子は聞き手に回るので,発言が入り混じっていないこと等の理由が予見された。また,学習者用デジタル教科書の画面を共有して編集していくことが話し合いをスムーズに進めることに有効であることも観察できた。</p>
著者
兼子 明日華 北野 彩佳 坂田 陽子
出版者
日本デジタル教科書学会
雑誌
日本デジタル教科書学会発表予稿集
巻号頁・発行日
vol.8, pp.95-96, 2019

<p> 本研究の目的は,タブレット画面に表示される教材(絵本)のページ数の違いが,幼児の文章理解に影響を及ぼすか検討することであった。画面に1画面だけ提示する「1ページ条件」と紙の本のように見開きで2ページ提示する「2ページ条件」を設けた。保育園の年少群(3-4歳),年長群(5-6歳)を対象にタブレットPCを用いて絵本の読み聞かせを行い,その後絵本の内容に関するエピソード記憶課題を行った。その結果,年少群においては提示ページ数の違いによる記憶成績の差はなかったが,年長群において1ページ条件のほうが2ページ条件よりも成績が有意に高いことが分かった。年齢群間の差は,選択的注意能力の発達から考察された。</p>
著者
林 俊信 奥村 理子
出版者
日本デジタル教科書学会
雑誌
日本デジタル教科書学会発表予稿集
巻号頁・発行日
vol.9, pp.39-40, 2020

<p>本稿では、2020年3月から行われた全国の学校休校措置で生じた学習機会の損失について、デジタル教材を用いることで、一定量の学習保証を行うことができたことを報告する。デジタル教材は、個別最適化の機能を持ち、個々の学習記録を詳細に確認できるものである。調査対象者は、無学年式デジタル教材「すらら」を学校・学年単位で導入した組織である。休校措置期間と通常期間における利用時間に関して、休校の時期でも一定の学習機会を維持することができた。個別最適化機能を持った教材は、教員との密な時間確保がままならない休校期間中の有効な打開策の一つとなった。今後、Society5.0に向けた日本社会では、修得主義[1]やAI活用を求められているため、社会展開の一端として、児童・生徒へ還元される方法も模索していく。</p>
著者
沖田 翔 尾﨑 正志 辻 捺乃 寺本 義洋
出版者
日本デジタル教科書学会
雑誌
日本デジタル教科書学会発表予稿集
巻号頁・発行日
vol.6, pp.81-82, 2017

<p>NPO法人伊能社中では地理教員支援を実施している。その一環で、地域課題解決型学習モデルを開発した。京都府・福知山成美高等学校で実施したところ、課題発見・解決能力、コミュニケーションスキルが身につき、持続可能な地域コミュティが生まれた。将来的な新しい地理の学習モデルとなるよう他の学習モデルや取り組みの比較を行っていきたい。</p>