著者
平田 昭雄 杉山 健太郎 高根沢 伸友
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集 21 (ISSN:21863628)
巻号頁・発行日
pp.243-244, 1997 (Released:2018-05-16)
参考文献数
5

東京都内に存住の小学校第5学年児童に質問紙法による調査を実施し, 当該学年段階の児童においては, 1)教科書等に「昆虫」と明記されているもののみが「昆虫」で, それ以外は「(ただの)むし」という誤概念;2)「昆虫の条件」を完全に満たすもののみが「昆虫」で, 満たさない小動物は「むし」(「昆虫」ではない)という素朴概念;3)いわゆる害虫は「昆虫」ではなく「むし」であるという誤概念;4)昆虫の幼虫は「幼虫」であって「昆虫」でも「むし」でもないというオルタナティブな昆虫概念;等が形成されている可能性を明らかにした.
著者
柴田 康 松本 茂樹 吉田 賢史
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集 21 (ISSN:21863628)
巻号頁・発行日
pp.173-174, 1997 (Released:2018-05-16)
参考文献数
11

インターネットはこの1, 2年で急速に一般家庭に浸透しつつあり、教育的利用への期待が高まっている。英語教育では、電子メールを取り入れ国際交流などの多くの実践報告がある。また、マルチメディアを駆使し、遠隔地で英会話などの授業を受けられるシステムなども報告されている。ここでは、数学教育の立場からインターネットの教育的利用とその意義と可能性についてさぐってゆく。
著者
長浜 音一
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集 21 (ISSN:21863628)
巻号頁・発行日
pp.387-388, 1997 (Released:2018-05-16)

子どもの心豊かな人間性を育むために、子どもの生活環境の改善やその周辺に起こる様々な問題の解決に向けて、PTAの果たすべき役割が益々高まってきている。西牛谷小学校PTAでは、その第一歩としてPTAの活性化を目指した。本論は、「おやじの会」の創設による父親のPTA参加を促す活動として、新たな科学事業を導入、それを活動の媒体にしながらPTAの活性化を図ったものである。その結果、親子で取り組む科学活動を通して、父親のPTAや地域活動への参加意識や周囲の父親に対する見方も変わり、PTA活動も盛んになってきた。