出版者
日経BP社
雑誌
日経バイオビジネス (ISSN:13464426)
巻号頁・発行日
no.9, pp.58-61, 2002-02

都立高校で遺伝子工学の実習が行われている。予想以上に高度な内容にもかかわらず、高校生の実験を楽しむ声が満ちあふれていた。協和発酵がボランティアで行う出前実験だ。 「わぁ、出た」。休校日の高校の実験室に高校生たちの歓声が上がった。写真に映った電気泳動のDNAのバンドを見つめる眼は好奇心で一杯だった。
著者
塩澤 寿夫
出版者
日経BP社
雑誌
日経バイオビジネス (ISSN:13464426)
巻号頁・発行日
no.11, pp.99-101, 2002-04

今回は特許の権利行使についてご説明しましょう。その前に、昨年暮れに出た1つの判決について、少し細かく見てみます。 2001年12月20日東京地方裁判所民事第46部によって、国などを被告とする特許権侵害差止請求事件の判決が言い渡されました。原告は米国のアンティキャンサー社、対象特許は特許第2664261号、特許発明は「ヒト腫瘍疾患の転移に対する非ヒトモデル動物」。