著者
松崎 宏紀 迎山 和司
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 40.11 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
pp.191-194, 2016-03-02 (Released:2017-09-22)

本研究ではメンコ遊びに対して様々な演出を付加するシステムを制作し,体験者の反応が良くなる演出の検討・調査を行った.テレビゲームなどといった現代の遊びはアニメーションや仮想的な演出が豊富である.しかし昔の遊びは演出が少ない.そこで,現代風のアニメーションや仮想的な演出を昔の遊びに付加することで体験者の満足度が向上すると考えた.本研究の目的は,複合現実感を用いてメンコに演出を付加するシステムを制作し,満足度が向上する演出の調査を行うことである.複合現実感とは現実世界に仮想情報を重ね合わせる技術全般のことである.
著者
香山 侑子 茂木 龍太 兼松 祥央 鶴田 直也 三上 浩司 近藤 邦雄
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 40.11 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
pp.253-256, 2016-03-02 (Released:2017-09-22)

アニメ、漫画、ゲームなどのコンテンツ作品においてキャラクターは重要な要素である。しかし、キャラクターの要素の一つである服装のジャンルである「ゴシック&ロリータ(以下ゴスロリ)」は現実と架空において、デザインのルールが異なるという問題がある。そこで本研究では既存のゴスロリキャラクター103体を調査することでゴスロリ要素の分析を行い、その結果7種類のデザインタイプに分類することができた。調査分析結果から得られた要素によってゴスロリキャラクターを検索できるスクラップブックを開発し、ゴスロリキャラクターを制作するための発想支援の有用性を評価した。
著者
森 政晴 森谷 友昭 高橋 時市郎
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 40.11 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
pp.203-206, 2016-03-02 (Released:2017-09-22)

本研究の目的はHMDとKinectを用いた音楽ライブ体験のできるカラオケシステムの開発である.Kinectを用いてユーザの動きに対応した演出をすることで音楽ライブの一体感を再現する.また,HMDの没入感を用いることで音楽ライブの歌手の体験をしている感覚を向上する.
著者
西口 椋 菅野 太介 三上 浩司 近藤 邦雄
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 40.11 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
pp.287-290, 2016-03-02 (Released:2017-09-22)

近年は映像コンテンツの市場が拡大し、誰でも容易に映像コンテンツの制作と公開を行うことができる。そのなかでシナリオ制作の需要と機会は増しているといえ、シナリオ制作の段階のひとつである台詞執筆の需要と機会も増加しているといえる。だが、既存の台詞執筆補助手法は感覚と経験による技術しか提案されてない。そこで本研究では台詞がもつ傾向やその基本的な構造を明らかにしてデータとして台詞執筆者に提示する補助手法を提案した。その結果実験では必ず台詞の候補を増やせるという結果が出たため、本研究は台詞執筆の際の感覚と経験に頼る現状を変えることに寄与できたものと考える。