著者
越智 啓太 喜入 暁 甲斐 恵利奈 長沼 里美
出版者
法政大学文学部
雑誌
法政大学文学部紀要 = 法政大学文学部紀要 (ISSN:04412486)
巻号頁・発行日
vol.70, pp.101-110, 2015-03-15

本研究では,女性に対する蔑視的な態度を測定する尺度を構成した。大学生カップルの男性のもつ女性蔑視的態度を測定し,女性蔑視的態度の構造およびこの傾向と他のパーソナリティ尺度の関連を分析した。また,女性蔑視的態度とカップル内における各種のハラスメントの頻度との関連を分析した。その結果,女性蔑視的な態度を含む尊大さに関する傾向があらゆるハラスメント行為を促進することが示唆された。
著者
山口 誠一
出版者
法政大学文学部
雑誌
法政大学文学部紀要 = 法政大学文学部紀要 (ISSN:04412486)
巻号頁・発行日
vol.76, pp.49-59, 2018-03-13

【a】 普遍性一般への高まりは形成陶冶の完成ではない。古代と近代の学修様式とは違っている。古代の形成陶冶は普遍性への自己形成である。近代の形成陶冶には普遍性は準備されている。近代の形成陶冶は内的形式の出現である。【b】 なすべき仕事は個人を現実化し精神化することである。思想の流動化ははるかに困難である。思惟規定の自己を流動化することは,存在そのものを流動化することよりもはるかに困難である。【c】 思想は,自ら自身だという純粋確信を捨象することによって流動化する。思想は,内発的に固定したところを放棄し流動化する。思想の流動化は,概念の自己運動となる。