著者
宮崎 一輝 藤代 一成
出版者
一般社団法人 画像電子学会
雑誌
画像電子学会研究会講演予稿 画像電子学会第285回研究会講演予稿
巻号頁・発行日
pp.354-357, 2018 (Released:2020-07-01)

ジェネレーティブアートとは,コンピュータの自律的な計算によって生み出される芸術作品をさし,フラクタル画像や物理的な挙動などの複雑な計算をコンピュータで計算した多くの作品が創出されている.本研究では,応力を加えると複屈折の状態が変化し,偏光を照射した際に干渉縞が出現する光弾性という現象を用い,入力画像から仮想的に応力を設定し,2 次元光弾性理論による干渉縞を生成することで自動的に画像を彩色するジェネレーティブアートの新しい手法を 提案する.
著者
佐藤 遥香 羽田 久一
出版者
一般社団法人 画像電子学会
雑誌
画像電子学会研究会講演予稿 画像電子学会第285回研究会講演予稿
巻号頁・発行日
pp.265-268, 2018 (Released:2020-07-01)

使用者の心拍数と同期して振動モーターの振動数を上昇,下降させるものと一定のリズムで振動させるシステムを作成した.そのモーターをぬいぐるみの中に入れ持たせることにより心臓の鼓動の同期現象が起こるかどうか,また一定のリズムで振動するものと心拍数に同期して変動するもののどちらがより使用者の心拍数および気持ちに影響を与えるかを確認した.結果,自身の心拍よりも遅い振動を与えたときに心拍数が下がる人が今回 の結果の中では最も多かった.アンケート結果からも遅い振動が心地よいと感じた人が最も多いことが分かった. そのため自身の心拍数よりゆっくりとした振動を与えることでリラックスさせることが可能であると考えられる.
著者
福永 大輝 大淵 康成
出版者
一般社団法人 画像電子学会
雑誌
画像電子学会研究会講演予稿 画像電子学会第285回研究会講演予稿
巻号頁・発行日
pp.172-175, 2018 (Released:2020-07-01)

本研究では、「リズムアクションゲーム」というジャンルに分類されるゲームにおいて、ゲームデータの自動生成を目的に「キー音」の自動推定を行った。「キー音」とはプレイヤーの操作に応じて発音されるサウンドのうち、もともと楽曲中に含まれる音を切り出したものである。個々のサウンドがキー音となるかどうかについて、音響的特徴とサウンドが再生される時系列情報を使用して機械学習による推定を行った結果、条件によっては 90%以上の精度が得られることを確認した。
著者
劉 璐 佐々木 和郎 椿 郁子
出版者
一般社団法人 画像電子学会
雑誌
画像電子学会研究会講演予稿 画像電子学会第285回研究会講演予稿
巻号頁・発行日
pp.303-306, 2018 (Released:2020-07-01)

本研究は、MAD動画による二次創作の手法を活用して、クラシック映画などの古いコンテンツの普及に役立てる方法を提案し検証するものである。まず各種MAD動画の事例を収集しそれらを世界観や創作手法によって整理分類する。従来、MADムービーは、アニメのファン層などによる娯楽として作成される存在だった。現在では、音楽コンテンツの鑑賞手段として、世界の音楽ファンに広がっている。一方で、拡大する映像コンテンツ市場の中で古典的映画作品を鑑賞する人口が減少しているという問題がある。本稿では、この現状を改善するために「MADムービー」という二次創作物を手段として、古典的作品の再活用することで商業価値を高め、現代にも通用する方式で紹介し普及することを目指した。