著者
大野 富彦
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集 2012年春季全国研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.249, 2012 (Released:2012-07-25)

企業は環境に適応するために戦略を策定し,その実行のために組織を新設したり変更したり強化したりする。企業の成長とともに組織構造は複雑化の方向であり,市場情報を活用するうえでは,マーケティング部門やお客様相談室等の位置づけと役割が時間の経過とともに,あるいは,戦略に応じて複雑に変化していく。一方で,企業には市場から様々な情報が流れてくるが,その入り口であるチャネルも多様化・複雑化している。本稿は,筆者の市場情報活用に関する研究を発展させて,インフォーマル組織の役割を再考し,市場情報活用におけるプロセス視点を提示する。
著者
安井 省侍郎
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集 2012年春季全国研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.89, 2012 (Released:2012-07-25)

N-M効用関数は、効用をユークリッド幾何学アナロジーから、効用を直線上の点としてとらえている。この単純化により、効用関数は、複数の要素をもつ選択肢の選好、例えば、コーヒー、紅茶、ジュースの選好順位に、価格情報が加わったときの影響の分析の手助けにはなってくれない。また、このモデルでは、原点を特定する必要がない反面、現状を意志決定モデルに反映できない。本稿では、効用を直線ではなく、ベクトルとしてとらえ、効用関数として活用できる可能性を考察する。空間ベクトルから考察を始めるが、理論的にはベクトル空間の概念を用い、n次元に拡張も可能である。
著者
根来 龍之 大嵜 昌子 木村 俊也
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集 2012年春季全国研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.9, 2012 (Released:2012-07-25)

「mixi」のユーザー行動のログデータに基づいて、ユーザーのアクティブ度にどのような特性・要因が作用しているかについて、統計的に検証する。 結論としては、ある「友達」数のユーザーのアクティブ度がもっとも高いこと、アクティブ度にはフィードバックしてくれる仲良しの友人「数」が影響するなどの結果を得た。 なお、ログデータは、個人が特定されない形に修正された上で提供を受けたものである。