著者
梅原 英一 渡部 和雄
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集 2013年春季全国研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.105-108, 2013 (Released:2013-09-19)

1990年代後半に欧米において電子マネーの実証実験が行われた.しかし,欧米では電子マネーは普及しなかった.一方,日本やアジア地域では,電子マネーは急速に普及している.つまり,電子マネー普及については何らかの境界条件が存在していると考えられる.そこで本研究では,この境界条件を検討するために,Shy and Tarkkaのモデルをベースに,電子マネーの普及プロセスをマルチ・エージェント・モデルとして表現し,普及プロセスをシミュレートする。
著者
渡部 雅男 小畑 喜一
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集 2013年春季全国研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.81-84, 2013 (Released:2013-09-19)

大学生が世間で起きていることを知りたいという興味の度合いと、ニュースを知るための行動について、アンケート結果から分析した。アンケートは、熊本・神奈川・東京の大学に通う170人から回収した。分析から、世間で起こっていることに興味を持っている学生ほど、確かに万遍なくニュース情報を取得していることが分かった。但し、そこには性別や勤労学生かそうでないかなどによって差が見られた。ニュース情報の総覧性の観点から見ると、今までの研究から、インターネットをよく見る学生は知っているニュースに総覧性が見られた。ところが、学生は情報メディアに対して、新聞やテレビに総覧性を期待し、インターネットにはそれを求めていないことが分かった。
著者
上野 亮 飯島 泰裕
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集 2013年春季全国研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.137-140, 2013 (Released:2013-09-19)

近年、市町村などの地方自治体ではTwitterを始めとしたソーシャルメディアの導入が進んでいる。しかし、その活用状況に関する調査や研究の数は少ない。運営体制や発信している情報内容、利用課題など、地方自治体という組織におけるTwitterの活用状況には、明らかでない点も多い。そこで本研究では、2012年6月から7月に、全国地方自治体を対象に「地域におけるソーシャルメディアの活用実態に関する調査」を実施し、地方自治体のTwitterの活用状況を明らかにした。その結果、人材や運営体制、運営に関するノウハウの蓄積が課題となっている自治体が多いこと等が分かった。
著者
櫻井 敬三
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集 2013年春季全国研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.205-208, 2013 (Released:2013-09-19)

イノベーション活動は新たな着想と具体化の2段階が必要である。筆者は創造性テストを実施し、流暢性、柔軟性、独創性の3要素を抽出した。その内、柔軟性とイノベーションの関係が高いことを見つけた。イノベーション活動を推進するには個人の柔軟性を高めることが重要である。
著者
小松 昭英
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集 2013年春季全国研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.161-164, 2013 (Released:2013-09-19)

円高が過去のものになりつつあるが、外需依存の景気回復途上にあった我が国の多くの企業にとっては、耐え難い衝撃であった。にもかかわらず、その耐え難い衝撃にも耐えて業績を伸ばした企業もあった。しかし、それらの企業のほとんどが商業であった。何はともあれ、それらの企業のビジネスモデルがどのような経緯を経て成長してきたかを、時系列的に財務データを分析して、主要な有形資産(機械装置または工器具備品)と無形資産(ソフトウェア)の投資効果という財務視点から検証して、ビジネスデザインのベンチマークとする。