著者
山田 徹雄
出版者
跡見学園女子大学
雑誌
跡見学園女子大学文学部紀要 (ISSN:13481444)
巻号頁・発行日
no.40, pp.29-41, 2007-03

クブンハーウン空港(コペンハーゲン空港)は、トランスアトランティック路線とヨーロッパ線を媒介するハブ空港の役割を果たしている。その発展過程においては、当初はデンマーク航空が、第2次大戦後はSASコンソーシアムによる航空路形成が大きな役割を果たしてきた。このようなSASの方針に対応して、空港は拡大・拡充計画においてトランジット客優遇のコンセプトを実現した。この点、空港としての経営戦略の成功を見ることができるであろう。