著者
福島 邦夫
出版者
長崎大学
雑誌
長崎大学教養部紀要. 人文科学篇 (ISSN:02871300)
巻号頁・発行日
vol.36, no.2, pp.93-104, 1996-01

五来重氏は中世の遊女の呪具である木偶人形、百太夫に注目し、百太夫がイタコのオシラ様につながるものとして、中世の遊女(巫女)と東北のイタコとの関係を連続するものとして跡づけた。従来の日本のシャーマニズム研究には歴史的な視点が欠落しており、単なる現状のモノグラフとその分析に終わっているといえよう。五来重氏のこの指摘はそれに一石を投じたものであった。本稿は歴史的な視点を取り込みながら、平戸・生月のシャーマン的職能者のモノグラフと歴史的史料を中心に陰陽道とシャーマニズムの関係を考えてみようとするものである。平戸・生月ばかりでなく北部九州一帯には、トウニン、ホウニン、ダイニンなどと呼ばれるシャーマン的な民間宗教者が存在する。そのことについてはすでに別稿で触れた。以下の報告では、彼らのイニシエーションに注目し、また、彼らを生んだ宗教的な伝統を明らかにすることを目的として、平戸・生月の例を取り上げながら、考えてみたい。まず、いくつかの事例を報告する。
著者
馬場 靖雄
出版者
長崎大学
雑誌
長崎大学教養部紀要. 人文科学篇 (ISSN:02871300)
巻号頁・発行日
vol.37, no.2, pp.133-165, 1996-10
被引用文献数
3
著者
山田 貞三
雑誌
長崎大学教養部紀要. 人文科学篇 (ISSN:02871300)
巻号頁・発行日
vol.31, no.2, pp.101-115, 1991-01
著者
不破 浩子
出版者
長崎大学
雑誌
長崎大学教養部紀要. 人文科学篇 (ISSN:02871300)
巻号頁・発行日
vol.37, no.1, pp.十三-三十四, 1996-07
著者
不破 浩子
出版者
長崎大学
雑誌
長崎大学教養部紀要. 人文科学篇 (ISSN:02871300)
巻号頁・発行日
vol.38, no.1, pp.三七-九, 1997-09