著者
名部 正彦 馬場 健一 村田 正幸 宮原 秀夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B-1, 通信1-情報通信システム・理論 (ISSN:09151877)
巻号頁・発行日
vol.80, no.6, pp.pp.428-437, 1997-06-25
参考文献数
12
被引用文献数
107

インターネット・インフラの高品質化を目指すためには, インターネット・トラヒックの特性を考慮した容量設計が重要であるにもかかわらず, 十分に明らかにされていなかったのが現状である. 本論文では, インターネット・アクセスネットワークにおけるWWWトラヒックの分析とモデル化を行い, アクセスネットワークの遅延特性について検討している. まず複数の組織のサーバの利用記録を分析し, モデルの作成に必要となるWWWのトラヒック特性を明らかにしている. 次いで分析結果に基づき, アクセスネットワークをM/G/1/PS (プロセッサシェアリング) システムでモデル化しネットワーク設計に必要な遅延時間特性について検討している.
著者
山崎 恭 小松 尚久
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B-1, 通信1-情報通信システム・理論 (ISSN:09151877)
巻号頁・発行日
vol.79, no.5, pp.373-380, 1996-05-25
参考文献数
7
被引用文献数
14

日常的なコミュニケーション手段の要素となる筆跡,音声,顔といった個人の身体的特性に着目し,それらを用いて本人の確認を行う個人認証システムの一構成法を提案する.提案する個人認証システムでは, これまで認証時に必要とされてきた利用者のIDや個人の特徴を記録したICカードを必要とせず,利用者が提示する本人の身体的特性のみで本人確認を行うことが可能であり,従来手法に比べてよりユーザフレンドリなヒューマンインタフェースを提供できる点に特徴がある. また,認証システムの中核をなす個人性の抽出手法に関しては,個人の特徴を反映するパラメータを複数のカテゴリーに分類し,個人の特徴の現れ方に応じてパラメータに重み付けを施す手法を提案しており, これにより身体的特性を多面的にとらえることの可能な信頼性の高い個人認証システムの実現を図っている.更に本論文では,提案する個人認証システムの適用例として,身体的特性の一つである筆跡情報に着目した場合について言及し,筆跡情報からの個人性の抽出手法について述べると共に,実際の筆記データを用いたシミュレーション実験により,提案手法の信頼性を評価した結果について報告する.