著者
西岡 圭子 新井 孝昭
出版者
香川大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2015-04-01

本研究は、「音声言語」対「手話言語」の二項対立図式を越えて進む試みである。伝統的な言語学を方法論とする「手話言語学」は、「手話言語には文字がない」と判断した。しかし、デリダとメルロ=ポンティの思索によれば、空間的であるだけでなく時間的に、間-身体的な表現である手話こそ、原エクリチュールとしてのパロールに他ならない。成人ろう者によるろう児の教育は、文字のある言語の世界に人間のおとなが子どもを導いていく原型である。この視座からの現象学的記述を通して、成人ろう者がろう児に必要不可欠な文化的環境であることの自明性を論じた。

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なるほど…。来年の大会は参加して聴講しなければ…。 QT ろう児への手話を支える身体のエクリチュール性-文化的環境としてのろう保育者の意義 https://t.co/oXcQrUUjvh

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