著者
北條 優 重信 秀治
出版者
琉球大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2015-04-01

キノコを栽培するシロアリであるキノコシロアリ(タイワンシロアリ)について、主に西表島、沖縄島、台湾島におけるフィールド調査およびDNA解析から、その栽培菌であるオオシロアリタケ属菌の地理的分布パターンを明らかにした。また日本ではこれまで知られていなかったオオシロアリタケ属菌の子実体を発見した。タイワンシロアリの行動解析では、大小2型のワーカー間に菌園管理における分業が見られることが明らかになった。タイワンシロアリの全カーストを用いた遺伝子の網羅的発現比較解析では、セルロース類の消化や菌園管理に関わる可能性のある遺伝子を特定した。

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キノコ栽培を行うシロアリの菌床維持機構を制御する分子基盤 #KAKEN https://t.co/rkLPxs0gct
Termitomyces、日本に2種、台湾に3種ということでよいのだろうか https://t.co/yZnps7ktza

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