著者
三輪 宗弘
出版者
九州大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2016-04-01

戦時中の移入朝鮮人労働者(炭鉱)の賃金並びに労働環境の調査を一次資料に基づいて行った。石炭産業の賃金に関しては、日本人と朝鮮人の間に差別するような規定はなく、同一基準であり、年齢、学歴、職種、経験などが加味されたが、基本的に出来高制であった。2年契約が多く、契約を更新には、6か月とか1年間、2年間など様々な形態があった。労働時間は10時間で、残業手当は1時間単位で10パーセントほど割増で支払われた。休養日は月二回が多かった。1000人当たりの死亡率は、日本人と朝鮮人労働者の場合、炭鉱で1年間5人であった。貯金に関しては任意貯金が多く、生活の安定のため、一定金額まで貯金を奨めた場合もあった。

言及状況

Twitter (5 users, 5 posts, 0 favorites)

@BlargMargle @historyinmemes There are other documents written in Japanese about the wages of Korean workers on Hashima Island at the time. https://t.co/QTNARCeJtd You who cannot read Japanese will not understand, but this document states that the Korean workers were employed on two-year contracts. It also… https://t.co/tW7j9kFzo6
なお、日本人と朝鮮半島出身者に明確な賃金の差はなく「北海道の炭鉱は朝鮮人労働者が忌避する傾向があったので、募集に苦労している」とのこと https://t.co/hMMbajy6h6
@kaori_2012 @Sugar8445_ @Sankei_news この記事に関してはこの方が文句をつけています→https://t.co/fsskboiYwn ただ、このブログでも指摘されているように、科研費が交付されています。 第二次世界大戦期の労働力動員ー朝鮮人の炭鉱への徴用を中心にしてー (KAKENHI-PROJECT-16K03779) https://t.co/jsBPQfGmXL
@xiaoke_As 三輪先生のはこいつですな。https://t.co/HOagYekzOP  李宇衍の文章は三輪先生のを使ってるのかな。 https://t.co/lhWgAMpZYq

収集済み URL リスト