著者
上條 菜美子
出版者
東京成徳大学
雑誌
研究活動スタート支援
巻号頁・発行日
2017-08-25

本研究は,「ネットワーク」という観点を取り入れ,実際にネットワーク図の描写を求める手法を用いて,ストレスフルな体験への意味づけの構造を明らかにすることを試みた。研究1では20代から60代の男女121名を対象に,過去に起こったストレスフルな体験についてネットワーク図の描写を求めた。その結果「意味づけをしている」と回答した者は,図中でその出来事が解決に至るまでの過程を描いたり,肯定的な内容のノードを含んでいたりする傾向があった。研究2では,20代から60代の男女約404名を対象に,ネットワーク図の描写が意味づけに及ぼす影響について検討した。実験群と統制群の間で比較を行ったが,効果はみられなかった。

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ストレスフルな出来事に対して意味づけをすることは、カウンセリングでも用いられているし科研費の研究課題にもなっています。意味づけをすることで回復することができると。でも、そういう漫画でしたっけ?という違和感が拭えず。善悪ではなく命の煌めきがテーマだったのは。 https://t.co/zH92sqtnjM

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