- 著者
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ウェルズ 恵子
- 出版者
- 立命館大学
- 雑誌
- 基盤研究(C)
- 巻号頁・発行日
- 2006
本研究では、アメリカ黒人文学と音楽文化におけるイスラム教の影響を検討する目的であったが、イスラム教よりも黒人の民間宗教的世界観や口頭文化の伝統に根ざしつつ、アメリカ社会からの圧力に応じたり抵抗したりする形で変容を繰り返してきているということが明らかになった。そこで主に、(1)人種差別撤廃運動とイスラム教のヒップホップ世代との関連、(2)奴隷時代からの黒人音楽文化の特色とラップ文化の特色、(3)黒人口頭文化の諸様式、の3点を追求することとなった。細部について詳細の研究が課題として残った。