著者
木島 孝之
出版者
九州大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2006

同じく旧族大名の出自を持ちながら、豊臣政権下の九州経営と朝鮮出兵という事業の中で政治的環境を大きく異にした大友氏と小早川氏。この大友氏の居城高崎山城と小早川氏の居城立花山城・名島城の縄張りの調査を行った。そして、これらの縄張りの構造の分析をとおして、一、九州における織豊系縄張りの受容の形態とその過程、二、豊臣大名としての両者の違いを解明した。これによって、城郭の縄張りという「物証」史料の面から、豊臣政権による九州経営とそれに続く朝鮮出兵の内実の一端を浮き彫りにした。

言及状況

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どうも図書化する予定だったが、実現していないっぽい?なので紙の報告書も存在しない? https://t.co/rivEHjs0Cn
九州における織豊期城郭に関する研究-旧族大名大友氏と小早川氏の比較を通して https://t.co/TfQR8E1jiQ 2009年まで。当時「名島城の歴史と文化シンポジウム」なるものが開催されていたらしいがNDLサーチでも関連しそうな資料が出てこない

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