著者
安村 典子
出版者
金沢大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

プロメテウス神話について初めて言及しているのは紀元前7世紀のへーシオドスである。彼は『神統記』と『仕事と日』の両作品において、プロメテウスに関する物語を記している。『神統記』においては、プロメテウスとゼウスの知恵比べの物語が語られ、『仕事と日』では、ゼウスの火を盗んで人類に与えたプロメテウスに対する罰として、パンドーラが人類に送られたことが述べられている。本研究はこのプロメテウス神話を手がかりとして、(1)この神話のもつ意味を明らかにし、この神話を生み出した古代ギリシア人の精神を考察すること、(2)近代においてこの神話の意味が変容していったのはなぜであったのか、その理由を究明し、この神話のもつ今日的な意味を考察すること、以上の2点について研究することが、その目的である。

言及状況

Twitter (3 users, 3 posts, 3 favorites)

「(ゼウスに知恵で挑戦したプロメテウスは)元来はおそらく火の神であったこと、したがって「ゼウスの火」を盗んだのではなく、自らの権能である火を人間に与えたのだということ、以上のようなことを物語る伝説が、プロメテウス神話の基礎になっていたのであろう」https://t.co/mTlpVtQjjZ https://t.co/DEhZr00ccL
こんな研究ありました:プロメテウス神話: ヘーシオドスから近代への変容(安村 典子) http://kaken.nii.ac.jp/ja/p/19520205

収集済み URL リスト