著者
川島 真 茂木 敏夫 岡本 隆司
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2008

本科研は、所期の計画に従って、主に以下のような事例研究を提示した。第一に、冊封や朝貢に代表される中国の諸王朝と周辺諸国との関係は19世紀末に終焉するが、その過程で、清と周縁諸国との冊封・朝貢関係が言わば近代的国家関係を利用しつつ再編されたことに関する事例研究を示すことができた。第二に、20世紀に入り、中国が19世紀以前の周辺諸国との関係を、ナショナリズムの動向や日本との戦争、その時々の外交政策などとも関連させながら、伝統的な周辺との関係として記憶化してきたことが事例研究で示された。

言及状況

Twitter (3 users, 3 posts, 1 favorites)

RT @kakentter: こんな研究ありました:東アジアにおける「冊封・朝貢」の終焉とその記憶の形成過程(川島 真) http://kaken.nii.ac.jp/ja/p/20330031
こんな研究ありました:東アジアにおける「冊封・朝貢」の終焉とその記憶の形成過程(川島 真) http://kaken.nii.ac.jp/ja/p/20330031

収集済み URL リスト