著者
山口 二郎 杉田 敦 遠藤 乾 空井 護 吉田 徹 渡辺 将人 木宮 正史 川島 真 遠藤 誠治 高安 健将 村上 信一郎 宮本 太郎 小川 有美 中北 浩爾 水野 和夫
出版者
法政大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2012-04-01 (Released:2013-05-15)

20世紀後半に民主主義国で確立された二大政党制、二極的政党システムにおける政権交代というモデルは、1980年代の新保守主義的政治、1990年代後半の中道左派の復活までは、順調に作動し、民意の吸収と政策転換という効果をもたらした。しかし、2000年代に入って、経済のグローバル化の一層の進展と、雇用の不安定化や格差の拡大は政治的安定の基盤をなした経済的安定を侵食した。その結果、政権交代に対する国民の期待が低下し、ポピュリズムが現れた。こうした危機を打開するためには、従来の左右を超えた政党再編が必要とされている。
著者
川島 真
巻号頁・発行日
2004-11

若從戰後中日關係的角度來思考,日本觀察台灣應有二個不同的面向。一個是以宗主國的身份來觀察台灣。另一個是觀察蔣介石,也就是中華民國。前者是台灣在去殖民化的同時,日本卻要如何擺脫宗主國角色的問題。後者卻是身為戰敗國的日本,如何面對戰勝國中華民國以及經歷「戰前」、「戰後」兩個不同空間所衍生的種種問題。迄今為止的研究成果,大多是仰仗英美兩國的外交文書,雖然充分反映出國際政治史的觀點,但卻疏於探討以東亞社會為主體的外交思維。再者,以蔣介石與日本為題的傳統研究中,也以戰前居多。為了打破此一現象,本論文特別參照日前公開的日本外務省所珍藏之戰後日華關係檔案,冀望在參閱此一批檔案的基礎上,勾勒出蔣介石、中華民國、台灣在戰後日本人心目中的形象。(戦後の日華関係を考える上で、日本が台湾を見る視線には二つの面があったと言って良いだろう。ひとつは、かつての宗主国として「台湾」を見る目線。今ひとつは、蒋介石、そして中華民国を見る視線であろう。前者は台湾の脱植民地化とともに、日本がいかに脱宗主国化するかという問題でもあり、後者は本来ならば敗戦国であるはずの日本が戦勝国であるはずの中華民国をいかに捉えるのかという、「戦争」「戦後」それじたいに関わる問題でもあったろう。他方、昨今の研究では、英米の外交文書に依拠した研究が数多く見られるが、そこでは国際政治史的な観点が強く反映し、こうした東アジアの内的な外交思想には踏み込めていない。また従来の蒋介石と日本に関する研究が戦前にかたよっていた。こうした点を克服すべく、本報告は昨今公開された戦後の日華関係に関する日本外務省記録に依拠して、そこに見られる蒋介石像・中華民国像をおい、あわせて台湾像について初歩的な検討を加えてみたい。)
著者
三澤 真美恵 貴志 俊彦 佐藤 卓己 孫 安石 川島 真 小林 聡明
出版者
日本大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2008 (Released:2008-04-01)

本研究では東アジアの複数の地域(日本、中国、香港、台湾、シンポール、韓国、北朝鮮)および複数の視聴覚メディア(テレビ、映画、レコード、ラジオ)を対象に、地域間・メディア間の相互連関性を検討した。各年度に行われた国際ワークショップや国際シンポジウムを通じ、国内外の研究者が多様なディシプリンを持ち寄ったことで、東アジアに固有の相互連関の具体的様態についても明らかにすることができた。本研究の成果は論文集として公刊される予定である。
著者
川島 真
巻号頁・発行日
2006-04-22

本報告では、中国・台湾での档案史料(図書資料などにも言及する)の状況について、その所蔵・公開状況、档案行政について、利用者の目線で紹介した上で、またそれらの意義付け、アクセスにまつわるさまざまな課題についても触れていきたい。 周知のとおり、中国・台湾の档案の状況については、数多くの史料紹介文が公刊されている(坂野正高、金丸裕一、貴志俊彦、富澤芳亜、中村元哉、川島真。媒体としては『近きに在りて』、『中国研究月報』など)。特に中国東北部については、層の厚い史料紹介がなされてきた(中見立夫、井村哲郎ら。媒体としては『近現代東北アジア地域史研究会NEWS LETTER』など)。また、図書資料についても多くの紹介文が記され、日本語史料、あるいは日本関連史料については、九州大学の松原孝俊、国際日本文化センター(笠谷和比古、ブックロード)、また東京大学史料編纂所(保谷徹、東アジアの日本関連史料調査)などにより調査が進められてきた。 また、こうした档案や図書を、日本と中国、日本と台湾などで協力して整理、目録化、デジタル化するような事例も多く見られるようになっている。台湾では、中京大学の檜山幸夫のグループが国史館台湾文献館の台湾総督府文書の目録化、また整理(所在確定、復元作業)に携わり、国立台湾大学図書館では国文学研究資料館史料館との協力関係が見られる。中国でも、吉林省档案館とNHKの間のラジオ放送録音盤のデジタル化、第一歴史档案館と東京大学史料編纂所の間の档案のデジタル化計画などが挙げられる。 こうした変容過程の中で、多くの档案や档案館、図書や図書館に関する情報が数多く日本に流入し、人的交流も活発になっている。また、中国、台湾などでの政治改革、経済発展、ひいては社会変容の中で、当地の档案などが置かれている状況も急速に変化してきている。こうした中で、新しい問題、課題などもうまれてきているように感じる。ここでは、そうした論点もふまえながら議論を進めていきたい。
著者
川島 真
出版者
講談社
雑誌
巻号頁・発行日
vol.30, no.9, pp.10-14, 2005-09-01
著者
川島 真
出版者
講談社
雑誌
RATIO
巻号頁・発行日
vol.1, pp.54-85, 2006-02-10
著者
川島 真
出版者
JAPAN ASSOCIATION OF INTERNATIONAL RELATIONS
雑誌
国際政治 (ISSN:04542215)
巻号頁・発行日
vol.2014, no.175, pp.175_100-175_114, 2014

This article traces the historical contexts of international politics study from the 19th century to the present in China, and explores the background and possibilities of 'China model.' The China model has been argued in the academic circle in China after the latter half of the 1990s, in order to interpret Chinese foreign policy more clearly and efficiently under its own historical and cultural contexts.<br>It was the 19th century when China started to make contact with the international law and diplomacy. At first, Chinese officials recognized them as tools and device to negotiate with western countries. In the beginning of the 20th century, the Chinese government utilized concepts of modern international relations,such as sovereignty, independent and mutual principle of equality and mutual benefit, to protect and maintain its existence as a nation. Such behavior was succeeded by the PRC, such as the five principles for peace. However, the PRC kept a distance with western concepts of international politics, and began to import a series of Marxist theories and concepts it from the Soviet Union. After the Cultural Revolution, the PRC gradually resumed to receive western theories and concepts of international politics.<br>Thus, the PRC basically kept the <i>basso continuo</i> of Chinese diplomacy, such as importance of sovereignty,independent and mutual principle of equality and mutual benefit, but its main theories and concepts were from Marxist studies. After new western studies were gradually imported to China, the basic situation did not change very much. After the 1990s, the so-called rising of China, it needed to interpret and explain its policy to the world more efficiently. At that time, Chinese scholars realized that it was difficult to do so by utilizing Marxism and new western studies. Therefore, many started to explore new ways, and promoted the China model with historical and cultural contexts in China to interpret its own foreign policy. However, the arguments regarding this new model were losing its objective and their bearings.
著者
貴志 俊彦 陳 來幸 石川 禎浩 武田 雅哉 川島 真
巻号頁・発行日
2013-04-01 (Released:2013-05-15)

1.海外における研究成果の公表:a)台湾・国立政治大学伝播学院シンポ「終戦七十年週年:日本帝国及其殖民地的戦争動員與視聴伝播」学術研討會(2015年5月16日)、b)台湾・国立政治大学「亜太局勢変動下的台日関係:回顧與展望」学術論壇(6月5日)、c)イギリス・ブリストル大学“Global China: The China Postgraduate Network Annual Conference”(7月2日)、d)中国・ハルビン師範大学「東亜的歴史、現在與未来―文化交流と相互認識 東亜学術論壇2015-」(8月25日)、e)米国・ジョージタウン“Public Symposium: Media Cultures of Wartime and Postwar East Asia”(9月15日)、f)中国・北京大学「毛沢東早期形象研究」歴史系特別講座(10月28日)、g)中国・華中師範大学「“海外華商網与華商組織”国際学術研討会」(11月7日)など2.研究成果の刊行:共著『対立与共存的歴史認識與日中関係150年』(社会科学文献出版社)、論集『増補改訂 戦争・ラジオ・記憶』(勉誠出版)、単著『近代中国の総商会制度』(京都大学学術出版会)、共著『東アジアの政治社会と国際関係』(放送大学教育振興会)など3.海外所蔵資料の調査:a)米国・National Archivesにて琉球列島米国民政府(USCAR)の広報用写真・映像フィルム、b)米国・ジョージワシントン大学図書館にて沖縄関係資料、c)カナダ・トロント大学図書館にて香港系移民のミニコミ・新聞など4.データベースの連携:a)『亜東印画輯』データ・データベースへの横断検索システムの適用(東洋文庫と連携、http://int.nihu.jp/)、b)米国・ラファイエット大学と絵葉書データベースの国際連携計画に着手
著者
鈴木 賢 高見澤 磨 石塚 迅 坂口 一成 宇田川 幸則 崔 光日 川島 真 石井 知章
出版者
北海道大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2010-04-01 (Released:2010-08-23)

国家と市場の間の市民社会に射照することにより、中国の権威主義的政治と市場経済という組合せが、いかなる構造によって接合されているかを解明した。民間組織は意図的に不安定な法的地位におかれ、自主的活動空間を偶然的にしか与えられず、社会は政治に飼い慣らされている。共産党が国家、市場ばかりか、社会にまで浸透し、国全体を覆い尽くす存在として君臨し続けている。しかし、悪化する環境、労働、差別、弱者、食品安全の問題など、政治制度と経済システムの軋みは、外部不経済となって拡大し、有効な処方箋の提示が急務である。政治の民主化によるミスマッチ解消というシナリオはなお見通せず、宛てなく徘徊を続けている。
著者
宇山 智彦 秋田 茂 山室 信一 川島 真 守川 知子 池田 嘉郎 古矢 旬 菅 英輝 粟屋 利江 秋葉 淳
出版者
北海道大学
雑誌
新学術領域研究(研究領域提案型)
巻号頁・発行日
2008 (Released:2008-04-01)

近代ユーラシアの諸帝国を比較し、帝国権力と現地社会の非対称な相互作用、帝国間競争における小国や越境集団の役割、周縁・植民地の近代化、そして20 世紀の帝国崩壊と脱植民地化の多様な展開を論じた。現在の地域大国は半帝国・半国民国家的な性格を持ち、かつての帝国の遺産と記憶に大きな影響を受けている。情報の不完全性のもとでの権力と少数者集団の駆け引きを論じる帝国論の方法は、現在の大国・小国関係の分析にも役立つ。
著者
中村 研一 本田 宏 清水 敏行 佐々木 隆生 遠藤 乾 松浦 正孝 川島 真 宮脇 淳
出版者
北海道大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2002 (Released:2002-04-01)

本研究は、地球市民社会に関する共同研究である。研究の実施過程で、ロンドン大、ケンブリッジ大、ダッカ大、韓国高麗大など各国研究者と研究打合せを実施し、地球市民社会に関する理論枠組をテーマとした研究会を行った。また、地球市民社会研究の基本資料として、市民社会、地球市民社会の二次文献を体系的に収集した。近代史を顧みると、政治的意志を持ち、それを表現する市民/個人、およびそのネットワークと運動体は、国家や地域、そしてそれらの境界を超えた国際的な舞台においても、政治的変革と規範形成の役割を果たしてきた。さらに民主主義が普遍化した今日、市民/個人は、国家や自治体においてのみならず、世界においても、決定的な重要性をもつものである。なぜなら、およそ人間行動に必要とされる統一的な決定や価値配分を正統化しうる主体は、市民あるいは個人の集合としての民衆以外にはないからである。ただし、一九七〇年代頃までは、世界政治は国家政府機構を主体とし、世界経済は営利企業が支配してきた。しかるにこうした趨勢は、二〇世紀末の世界において転換を示し、非国家組織(NGO)および市民運動・社会運動が、政府組織、営利企業に対比し、「第三の力」(アン・フロリーニ)と呼ばれている。さらには、世界政治において、国家アクターからNGOへの「パワーシフトが生じている」(ジェシカ・マシューズ)という大胆な議論まで、現れるにいたった。もはや地球市民社会が無視し得ないことは明瞭である。二一世紀初頭の世界において、市民とその地球的ネットワークが、現実政治のなかでどれほど政治的役割を果たしているのか。また、どれほどの政治的役割を担うことが可能であるのか。さらにどこまで、どのような役割を演じるのが適切なのであろうか。これらの問いに答えることが、本研究の課題となった。また本研究では、韓国、台湾、バングラデシュ、日本など、アジアにおける市民とNGOの考察が、重要な一本の柱となっている。市民という概念が生まれ、また地球市民社会が最初に興隆した西欧と対比して、アジアの政治経済風土においては、市民や個人、そしてNGOの果たす役割は、どこまで類似し、どのように異なっているのであろうか。このような課題に取り組んだ成果の一部である論文と収集資料のリストを報告書にまとめた。
著者
加茂 具樹 小島 朋之 小島 朋之 北岡 伸一 家近 亮子 加藤 陽子 川島 真 服部 龍二 一谷 和郎 王 雪萍
出版者
慶應義塾大学
雑誌
特別研究促進費
巻号頁・発行日
2007 (Released:2008-04-01)

近年の日中関係は、日中間の歴史認識問題をめぐって対話可能な環境が整いつつあるきわめて稀な「凪」の状況にあるとの認識のもとで、(日本に利用可能な)日中戦争に関連する歴史資料の調査及び収集をすすめ、また同時に日中戦争や日中歴史研究に関する対話のプラットフォームの構築をおこなった。
著者
川島 真 茂木 敏夫 岡本 隆司
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2008 (Released:2008-04-01)

本科研は、所期の計画に従って、主に以下のような事例研究を提示した。第一に、冊封や朝貢に代表される中国の諸王朝と周辺諸国との関係は19世紀末に終焉するが、その過程で、清と周縁諸国との冊封・朝貢関係が言わば近代的国家関係を利用しつつ再編されたことに関する事例研究を示すことができた。第二に、20世紀に入り、中国が19世紀以前の周辺諸国との関係を、ナショナリズムの動向や日本との戦争、その時々の外交政策などとも関連させながら、伝統的な周辺との関係として記憶化してきたことが事例研究で示された。
著者
川島 真
巻号頁・発行日
2006-05-18

国会図書館憲政資料室説明聴取会
著者
川島 真
出版者
中央公論新社
雑誌
中央公論 (ISSN:05296838)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.60-71, 2005-07-01