著者
小田 寛貴
出版者
名古屋大学
雑誌
若手研究(A)
巻号頁・発行日
2008

平安・鎌倉期の古写本は完本としてはほとんど現存しないが,掛軸などに利用されたため断簡としては大量に伝来している.これが古筆切である.しかし,後世に制作された偽物・写しも多く混在するため,その高い史料的価値も潜在的なものでしかない.本研究では,こうした古筆切に放射性炭素年代測定法を適用し,史料的な価値を判定するとともに,平安・鎌倉期古写本の少なさゆえに従来は困難であった研究を行ったものである.

言及状況

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「藤原俊成の筆跡史を正す」 http://t.co/p2OgmMmW って なんだろ、と おもったら、「顕広切は……後世の別人の書であることが年代測定によって示された」 http://t.co/c8lGm6jp のかあ。

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