著者
岡ノ谷 一夫 池渕 万季 橘 亮輔 柳原 真
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2020-04-01

模倣と共感がどちらも生得的な知覚運動メカニズムとして捉えられるという指摘は早くからなされてきたが、これを実証しようとした研究は少ない。本研究は、小鳥の歌学習とラットの情動伝染をそれぞれ模倣と共感の原初的なモデルとして、神経回路から行動のレベルまで、それらの共通点を探ろうとするものである。仮説として、「模倣も共感も、ミラーニューロンと報酬系のドパミン神経細胞とが密に接続することで生起する」を提案する。本研究はコミュニケーション行動の生物心理学的基盤を与えることとなろう。

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ミラーニューロン、今も研究続いている様子。。。 https://t.co/B7eMyh50Lb https://t.co/wvv5KCdjzj https://t.co/q68DWSOOKR https://t.co/EWtyqLP1Ai
模倣と共感の共通過程:動物モデルによるミラーニューロン系と報酬系の相互作用研究 https://t.co/gWDMdbFV9s 模倣と共感は共に生得的な知覚運動メカニズムと考えられることから、小鳥の歌学習とラットの情動伝染を模倣と共感の原初的モデルとして神経回路から行動レベルに至る共通点を探る研究。

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