- 著者
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大野 秀樹
木崎 節子
櫻井 拓也
小笠原 準悦
- 出版者
- 杏林大学
- 雑誌
- 基盤研究(B)
- 巻号頁・発行日
- 2009
運動トレーニングは脂肪組織への炎症性マクロファージの誘導に対する抑制作用があり、肥満における慢性炎症状態を改善する効果が認められた。一方、高脂肪食により腹腔マクロファージ・Toll様受容体2の発現が上昇し、炎症反応が増強することが示された。加えて、マクロファージにおいて抗炎症作用を示すghrelinが肥満によって減少するが、運動トレーニングにはghrelinを増加し炎症反応を抑制する効果があることが示唆された。