- 著者
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大野 秀樹
木崎 節子
櫻井 拓也
小笠原 準悦
- 出版者
- 杏林大学
- 雑誌
- 挑戦的萌芽研究
- 巻号頁・発行日
- 2013-04-01
マクロファージに発現する時計遺伝子のRev-erbαをマクロファージ細胞株に過剰発現させた結果、Ccl2の発現誘導が抑制され、接着能や遊走能が低下した。さらに、Rev-erbαはCcl2プロモーターの結合領域に直接作用し、転写抑制因子として機能していることを見出した。すなわち、マクロファージにおいてRev-erbαは炎症性ケモカインの1つである単球走化性因子(Ccl2)の発現調節を介して、炎症性機能を修飾することを明らかにした。