著者
吉田 典子
出版者
神戸大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

従来のゾラ研究では、ゾラとボードレールの関係が問題にされることはほとんどなかった。それに対して本研究では、自然主義の理論家としてのゾラは反ボードレールの立場を表明しているが、実際は、マネ擁護をはじめボードレールと少なからぬ共通項を持つことを明らかにした。また一般にゾラは、70 年代後半にマネや印象派の画家たちから離反していくと言われているが、本研究では、ゾラとマネの共闘関係は 80 年代初めまで続いており、ゾラの小説とマネの絵画のあいだには多くの相関関係が見られることを示した。

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こんな研究ありました:ボードレールからゾラへ、美術と文学における「モデルニテ」概念の継承と変容(吉田 典子) http://t.co/SSD11SoZ8D
こんな研究ありました:ボードレールからゾラへ、美術と文学における「モデルニテ」概念の継承と変容(吉田 典子) http://t.co/1GAiYFkh

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