著者
川村 光
出版者
大阪大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

本基盤研究では、地震の統計・物性物理学の構築に向け、長年統計物理分野で地震現象の標準的モデルとして研究されてきたバネ-ブロックモデルに、現在地震学分野で広く用いられている、摩擦力が滑り面での「状態」にも依るとする所謂「滑り速度-状態依存摩擦則(Dietrich-Ruina摩擦則)」を組み合わせたモデルに基づき、数値シミュレーションを主体とした地震現象の統計物理的な研究を展開した。その結果、モデルは摩擦不安定性が強い場合と弱い場合とで定性的に異なった振る舞いを示すこと等を明らかにすることに成功した。

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こんな研究ありました:摩擦不安定性としての地震現象の統計物理学的研究(川村 光) http://t.co/31XEQm8T

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