著者
野崎 達生 鈴木 勝彦 加藤 泰浩 松岡 篤
出版者
独立行政法人海洋研究開発機構
雑誌
研究活動スタート支援
巻号頁・発行日
2009

本研究では,古海洋・古気候変動の原因解明に有用なRe-Os同位体の迅速測定方法を開発した.Re,Osは濃度が非常に薄いためにTIMSでの測定が一般的であるが,MC-ICP-MSと気化法を組合せた分析手法を開発し,従来よりも数倍サンプル処理能力を向上させることに成功した.本手法を美濃帯坂祝地域のチャート試料に適用し,三畳紀の約40 Myrにわたる長期の古海洋Os同位体比経年変動曲線を復元した.本結果から,チャート試料が古海洋のOs同位体比を復元する記録媒体として有効であることが初めて明らかになった.また,三畳紀前期に今まで確認されていなかった還元的海洋環境が広がっていたことが解明された.

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こんな研究ありました:Re-Os同位体迅速測定システムの開発~顕生代グローバル環境変動を読み解く~(野崎 達生) http://t.co/kkzqDy70

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