著者
深田 愛乃
出版者
慶應義塾大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2021-04-28

近年、教育思想史研究の一部において、子どもの個性を重視する大正新教育、大正生命主義、宗教の三者の関係性が着目されつつある。こうした動向の中で、本研究は宮沢賢治(1896-1933)に着眼し、新教育的発想と仏教思想、農学的自然科学観が「生命」及び「個性」概念を介して結びつくことで、賢治特有の教育思想が生まれるという仮説を立て、それを検証することを目的とする。具体的には、賢治における「教育・仏教・農業」に関する実践やテクストを横断的・史学的に調査することで賢治の教育思想を浮かび上がらせ、大正・昭和初期における新教育や近代仏教、農村改良をめぐる思想史的文脈に位置付けることを試みる。

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