著者
大形 徹
出版者
大阪府立大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

中国の文様、雲気文は雲だとみなされてきた。しかしその初期のものは中央アジアのヘラ鹿等の角の形状に似る。ヘラ鹿は中央アジアの代表的動物である。その特徴は長くて大きな角にある。鹿の角は毎年、落ちてはまた生えかわる。このことが復活再生観念と結びつけられた。墓葬に描かれる鹿の角の文様は、死者があの世に生まれ変わることを助ける役割を担った。中国ではヘラ鹿類は少ないため、その文様は雲気とみなされるようになった。

言及状況

Twitter (2 users, 3 posts, 0 favorites)

こんな研究ありました:中国古代の文様、雲気文などがもつ復活再生観念の研究(大形 徹) http://t.co/kvwiX7n45H
こんな研究ありました:中国古代の文様、雲気文などがもつ復活再生観念の研究(大形 徹) http://t.co/kvwiX7E77H

収集済み URL リスト